多くがアインシュタインに従っていれば、今日の量子力学の発展はなかったことになりますね。そうしたら、いま、ぼくたちが観ている液晶モニターも存在しないことになりますね… 連載 超訳プロレゴメナ 238 読書会編163
第22回目の読書会 ディスカッション(つづき)
曽根康夫:
100年くらい前でしょうか? コペンハーゲンで、アインシュタインとニールス・ボーアが見解の相違を示したのは… アインシュタインは量子力学に確率を持ち込むことに強く反対しましたね!
池田幸男:
もし、多くがアインシュタインに従っていれば、今日の量子力学の発展はなかったことになりますね。そうしたら、いま、ぼくたちが観ている液晶モニターも存在しないことになりますね。
前島幸太郎:
池田君は、それを「アインシュタインの誤謬」って言ったわけですね! しかし、当時は劣勢だった確率を応用する考え方に注目し、二重スリット現象の問題に挑んだ人たちがいたのですね… だから、量子力学が大きく発展できたのも、そこに理由があったことになります。
山際このみ:
だからさっき、牧野さん指摘したここが重要な意味を持つって訳なんだね!
そこで、この今までの考え方を捨ててしまい、対象のほうがぼくたちの認識に適合しなければならないと、想定する。この想定の下に形而上学での多く問いを追求し、そこから新しものが生まれるかを検討していくことしたい。この考え方が生まれた前提は、ある一致が観えたことにあった。対象が確立するためにア・プリオリな認識が必要なもの、その可能性に一致するものが、認識の考え方の逆転が観えたからだった。
桐川夢見:
先生は、わたしたちに一つの考えに拘泥しないようにって… 言ってるでしょうね。
栗林雄太:
その観点から観ると、第二版序文は、哲学を専攻した人以外でも読むにあたいするものじゃないかな?
前島幸太郎:
そうだと思います。次回は、13節に戻ることになりますが、この観点も踏まえて、続けていくことを、強く願っています。
