ショートショート『信号機ぶどう味』その2
田原にか様のお題に参加します!
今回のお題、2回目です。421字!
前回はこちら
その1|ショートショート『信号機ぶどう味』
カッコウのもとへ一羽のカラスがやって来た。
「カッコウさーん。定期便のイソジンですよー」
「ちょうど切らしてんだ。ありがとよ」
「マヌカハニーも仕入れておきました」
「こいつは気が利くぜ。この仕事はのどが命だからな」
続けて、カラスは羽毛の下をワサワサとする。
「……例のブツも持ってきました」
「毎年、助かるぜ」
周りの様子を覗って
カッコウは小瓶を受け取る。
「向かいのヒヨコさんにバレかけて、逃げてきたんですからね!」
「悪りぃ。秋はこれが無きゃやってらんねぇんだ」
カッコウは羽毛の下をカラスに渡す。
「えっ、王冠!いいんすか!?」
部屋の扉を閉めると、カッコウは
赤色のランプが光るモニターの前に座った。
🐤ピヨピヨ ピヨピヨ ピ……
向かいのヒヨコの鳴き声が止まる。
「いっちょやるかな」
カッコウの間抜けな鳴き声が響いた。
ーーカッコ ヒック カッ…… ヒッ カッコー! ヒック
2026年11月19日 解禁日、信号機はほろ酔いぶどう味の音がする。
(🐤ピヨピヨピヨ ピヨピー!)
読んでいただきありがとうございました。
1回目に参加した時と同じ設定ですが、
今回のも書いてみたかったので!
(しかし、続き物にしたらショートショートを唱ってしまっていいんですかね……?)
【普段はこんなのを書いています】
