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1.「正解病」を克服し、本当の「自由」や「豊かさ」を手に入れよう

「思考の型」概念編

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はじめに


このタイトルに掲げたことは、
現在のVUCA時代において、
曖昧な言葉に惑わされず
「真」に持続可能な社会の構築方法
を探求しつづけられる社会人になるために
必須の要件です。

苦しみの原因」に"みんな"で気づき、
共に行動することで良い社会に向かって
いけたらいい、と考えております。

本文を読めばわかりますが、
特定の誰かを断罪するための記事ではありません

むしろ、
当事者意識を失った他責思考こそが一番の問題だ
と考えていますので
そういう記載はしないつもりです。
(しているな、と思ったら遠慮なくご指摘ください)

大枠の定義について

タイトルに関するざっくりとした
定義を以下に示します。

「正解病」について

こちらは正式な病名ではありませんが、
細谷功さんの本:まんがでわかる地頭力を鍛える
に出てきた病名です。

端的に説明すると
「物事には必ず一つの正解がある」
とする考え方に陥っている状態
のことです。

こちらは知識を多く保有する
「物知り」を育てるための
現在の学校教育の弊害とも言えますが、
コンピュータがなかったころは
「物知り」を育てることが
最も大事だったので、単純に学校教育が悪い
などというつもりはありません。

ただ、インターネットで知識を検索できる時代
に変わったため、
単に物知りであることへの価値が
著しく下がりました。

つまり、正解病にかかっている人の資質や
やってきたことに問題があるわけではなく、
時代の変化によって生じた病
といえるかもしれません。

インターネットの出現により物を知っていることの優位性は失われた

ただし、進化論のダーウィン曰く、
「最も変化に敏感なものが生き残る」
です。
すでに変化は起きてしまったんです。

その変化に適応しなければなりません。

なお、正解病は
なんでも数値化病
を引き起こしたりします。
こちらの病名は私独自の定義ですが、
けっこうあるあるだと思っています。

こちらは別ページにて解説を行いたいと思います。

「自由」について

自由の英語表現には
Freedom
Liberty
の2種類があります。

  • Freedom: 生まれながらの自由
         制約のない本能的な自由

  • Liberty   : 束縛からの解放
         権利として勝ち取った、理性的な自由

Freedomは初めからあるものであり、
Libertyは後から獲得したものです。

人間社会においては、
この二つの区分けが大事になります。
この区分けをマトリクスで表現すると
以下の通りです。

自由(権力)には責任が伴う(ノブレス・オブリージュ)

思考はFreedomでもLibertyでもOKです。
なぜならこの時点での
外部への影響はないからです。

行動については
人に迷惑が掛からない範囲であれば
Freedomで良いですが、
他人と協調する際は
Libertyが求められます。

Libertyの例ですが、

  • ほとんどの国においては
    「人を殺していい自由」
    などありません。

  • 製品に関しては工業規格を守る
    必要がありますが、
    規格の範囲内であれば自由に作れます。

上記を守らずして
自由を獲得することなどできません。
なぜなら、他人の自由を侵害した場合、

自分も精神的に負い目を負うことになりますし、
周りも非協力的になります。

したがって自由に行動することが難しくなります。

つまり、
後ろ指をさされるような状態は、
自由にふるまっているようで実は不自由
なんですね。

自由(権力)には責任が伴う。
これをノブレス・オブリージュというのですが、
これは中世フランスの貴族の考え方だそうです。

現代にはびこっている
自己中心的な考え方も
以下に示しておきます。

現代の自己中心的な自由の考え方

そもそもこちらの考え方は、
自分と他人で基準が異なります。
※いわゆるダブルスタンダード

上記のようなことを表立っていう人はいません。
ただ、思想としては
このような考え方に陥っている人が
いらっしゃいます。

特に
正解病を患っている上司

当事者意識ゼロのクレーマー
は無意識にこんな考え方が
強くなっていたりします。

こちらはこれまた中世フランスの言葉である
レッセ・フェール(自由放任主義)に近いのですが、
本能に赴くままの考え方であり、
他人と協調ができる考え方ではありません。

※私は「新自由主義」の正体が
 こちらだと考えております。

繰り返しになりますが、
他人の自由を侵害し、
それを放置して得られる自由など
ありません。

自由を獲得するためには
お互いの価値観を尊重し、
そして
共通の責任観で責任の所在を確認する
必要があります。
詳細は別ページにて後述します。

「豊かさ」について

世の中には様々な定義がありますが、私は
不自由なく選択できる度合
を指す言葉としています。

貧しいということは
「自由に選択できない状態だ」
ということです。

そして、
物質的豊かさは
不自由なくモノやサービスを入手できること
の度合を指します。

精神的豊かさは
不自由なく行動の選択ができること
の度合を指します。

なお、
「歴史は繰り返す」に終止符を打つ
の冒頭に挙げた
欠乏マインド :精神的豊かさが低い状態
豊かさマインド:精神的豊かさが高い状態
と考えて差し支えありません。

精神的豊かさは
解釈の幅」に左右されます。
解釈の幅はその人の
パラダイム(物事の観方)
に依存します。

詳細は3.「パラダイム」の理解で解説しますが、
例えば正解病を患った人の判断材料は
「問いの答えがある領域」だけに制約されます。

正解病は問いの答えがある世界のみ見がち

この認知状態では
自由な発想などできるわけがないし、
本当のこともわかるわけがありません。

本当の自由を手に入れるための基本行動

三つの「通」と三つの「無」

本当の自由を手に入れるには、
三つの「通」を意識して
行動するのが肝要です。

その三つの通とは風通し、見通し、筋通しです。

風通しを良く」して
見通しを立て」られる
ように行動します。その行動の際に、
自分と他人に対して同じ「筋を通し」て、
心理的安全性を高め、
適切に責任を負いあう状態を目指します。

正解病に陥っている人は、
嫌なことがあると無関心になり、
理解するのをやめ、
そして
責任を回避する
ようになります。

つまり、
無関心、無理解、無責任
三つの「無」状態ですね。
この状態で、
本当の自由を手に入れることは
不可能です。

流水の清濁はその源にあり

中国の唐の時代の古典:貞観政要
に以下の言葉があります。
・流水の清濁はその源にあり

源流の思考や行動が汚れていたら
下流も当然汚れている、ということですね。
なお、「源流がどこか?」は
視座:どの立場から見ているか?
によって変わります。

会社員」という視座で見た場合、
会社の運営結果は、
社長を中心とした幹部の清濁
で決まります。

ですので、
まずは「社員が働かない」と他責になる前に、
幹部やマネージャー自身が
やるべきことをやっているか?
を問いただす必要があります。

スポーツにも同様の言葉があります。

チームは監督の力量以上にはならないし、
監督の器より大きくなることはない。

次に「日本人」という視座で見た場合、
民主主義国家である日本国の運営結果の可否は
成人の国民一人一人の清濁
で決まります。
ですので
政治家や官僚が悪い」と他責になる前に、
国民一人一人が
やるべきことをやっているか?
を問いただす必要があります。

なおこちらは、私も当然その当事者の一人です。

流水の清濁はその源にあり

上記については
正解病を患って視野が狭い状態だと
到底受け入れられるものではありません。
でも、

  • パラダイムを是正し

  • 視界を広げ

  • 正解病を克服し

  • 前提知識を原則などの
    「そもそも」に沿うように

すれば、理解できるようになります。

そしてそれが
本当の自由」を獲得するための
近道となります。

論語にも以下の言葉があります。

君子は本を務む 本立ちて道生ず
※著者訳
物事の根本に立ち返ると、道理・道義が明確になる。それによって悪い流れを断ち切り、正しい道を突き進んでいくことができる。

超訳論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ

なお、正解病の克服は、
・自分自身が克服すること
だけではなく、
・正解病を患った人からの心ない言葉に
 対応できるようになること
も含みます。

私以外のほかの方が
記事に書いたことを実践することにより、
正解病を患った人を癒すことができるようになる
のが私の理想です。

その理想の実現のために、
まずは自分ができるようになるよう努めます。

ただし、

過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来

エリック・バーン(カナダの精神科医)

の言葉がある通り、他人を変えることは不可能です。

でも、きっかけを提供し、
自ら変わる決意を促す働きかけ
を行うことは可能です。

正解病になるのも克服するのも、
外部からのきっかけによるものです。

でも、それをどうにかする答えは
自分の内側にあります。

その内側をコントロールできるのは
自分以外いないんです。

大まかな流れ

以下の内容で記事を書いています。

  1. 「共同体感覚」の理解

  2. 前に進む力と受け止める力

  3. 「パラダイム」の理解

  4. 主体性のパラダイムを変え、
    正解病となんでも数値化病を克服する

  5. VUCAはA→C→U→Vの順で対処する

    1. 課題(A,C)への対処

    2. リスク(U,V)への対処

  6. 1-5の実践:自分の中のVUCAに対応する

  7. 「ジェット機型思考」で、
    信頼を獲得できる状態にする

欠乏マインドを招く
不自由な思考回路である
不信スパイラル」から

本当の自由を獲得できる
豊かさマインドを引き寄せる
信頼スパイラル」への移行方法を
1~6で解説しますが、
これらの概要は以下の通りです。

  1. あるべき理想の姿をシンプルに提示します。

  2. 理想の姿の構成要素と、
    不自由な思考回路の不足部分を提示します。

  3. 上記の不足の原因について提示します。

  4. 上記の原因への対処策を提示します。

  5. 4の対処策を実践する際のヒントを提示します。

  6. 1~5の実践内容を自分のことで例示します。

そして、ジェット機型思考とミサイル型思考の詳細を
7で解説します。

大まかな説明の流れ

ミサイル型思考からジェット機型思考への転換を、
7つの習慣の実践によって果たすのですが、
このままだと理解の壁に阻まれます。

抽象度が高く、実践が難しい
この抽象度のままでは乗り越えられない。

具体と抽象の行き来を活用して
具体化することにより、
継続的な実践が可能なようにしています。

7つの習慣を実践可能にするためのU字モデル

※評価方式によって求める人材像が変わる
しかも、日本人の文化的特性によって極端に変わる
という記事も記載しました。
8.二つの評価方式を使い分ける
9.人材の志向性が文化的特性に及ぼす影響について

そして、「思考の型」詳細編や現状の諸問題編
につながる考え方を記載しました。
10.主体性の獲得から始まる「変革」

まとめ

詳細については
1.「共同体感覚」の理解
に譲りますが、
人生において

人間共通の原則

だと思っている二つを提示します。

  • 自我が芽生えた以上、
    自分の人生の責任は
    その人にしか果たせない

  • 現代社会において、
    人は一人では生きていくことが
    できない

この二つのジレンマに耐えられる
パラダイムや考え方を身に着け、
実践し続けることで、

他人と協調する感覚:共同体感覚

を得られるのではないか?
と考えております。

論語に以下の言葉があります。

老者は之を安んじ、朋友は之を信じ、小者は之を懐けん
※著者訳
お年寄りが安心して暮らせて、友人同士が信頼しあえて、若い人たちが大事にされている。そんな世の中にすることが私の志だ

超訳論語「人生巧者」はみな孔子に学ぶ

私も、
多くの人と信頼関係を結んで、
そのような世の中にしたいな、と思っております。

参考理論・図書

論語(孔子)
貞観政要(太宗)
地頭力を鍛える(細谷功)


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