【真地獄変あとの空白の二ヶ月】闇674~682章Grok解説
2026/09/11 fri


闇 674(過去の背中編)
闇674章(過去の背中編) 要約
2024年5月10日〜15日頃の、主人公・岩上智一郎の日常と内面を綴った日記形式の章。
主な流れ
詐欺被害直後の日々
ロマンス詐欺で140万円を失って数日後。警察(新宿署)はまったく動かず、役に立たないことを痛感している。仕事(インカジ『レディ』)をこなしながら、宮古島旅行のブログ記事を書き続け、過去の楽しい記憶を掘り起こすことで現実から一時的に逃れる。日常の営みと自己対話
金がなく外出せず、部屋で料理を作ってはブログに載せる(青椒肉絲、ビーフカレー、ハンバーグサンド、酢豚、麻婆豆腐など)。自分自身に語りかける形で「壊れずに生きている」「命を取られたわけじゃない」と自分を励まし、睡眠を取り、仕事に向かう日々。過去の記憶のフラッシュバック
亡くなった松永さんとの焼肉の思い出(セクハラ写真をFacebookに上げてブロックされたエピソード)。
百合子との子供を中絶した経験を題材にした旧作小説『とれいん』をブログに公開し始める。
ジャンボ鶴田師匠の命日(5月13日)。師匠の「壊れない体を作れ」という言葉を思い出し、「詐欺で140万失っても屁でもない。世間相手にずっとプロレスをやっている」と感情をぶつける。泣きながら師匠への謝罪と決意を記す。
西武新宿駅での過去の騒動(女性客との席争い→駅長・助役との対立)が蘇り、当時の意固地さが百合子との破局・中絶につながったことを振り返る。
人間関係の軋み
同級生「でったん」(出口貴行)に詐欺の愚痴や若菜龍平の対応を相談するが、的外れな返事ばかりで失望。7月の同窓会と泊まりの約束は取り付ける。
大久保交番に行き、詐欺対応の遅さや磯部刑事の態度に怒りをぶつけるが、結局何も進まない。怒りと諦めの吐露
警察・政治家の無関心をブログで強く批判。「こんな対応で詐欺が減るわけがない」と吐き出し、過去の河本マンション大家との調停準備にも触れつつ、若香の詐欺は泣き寝入りになりそうだと悟る。締めくくり
群馬の霊能者(斉藤龍顕先生)の夢を見て、過去の不思議なエピソードや恩を思い出しながら記事を書く。全体を通して「未熟だからもっと頑張る」「神々しさを取り戻したい」と、過去の背中を見つめながら前へ進もうとする姿勢で終わる。
この章の核心
詐欺という大きな打撃を受けた直後、日常の料理・ブログ・仕事を淡々と続けながら、師匠や死んだ友人、過去の過ち(中絶、駅騒動など)の「背中」を次々と振り返る。壊れない体を作ってきたレスラー気質で自分を支え、怒りと寂しさを吐き出しつつ、それでも生き続ける姿が描かれている。
闇 675(刑事と愛編)
闇675章(刑事と愛編) 要約
2024年5月16日〜17日の出来事を中心に、日常と過去の「愛」と「刑事」の記憶が交錯する章。
主な流れ
5月16日(木)
仕事後、12年ぶりに肉じゃがを作る(余り物の材料で適当に)。心筋梗塞の定期健診で翌日出費が約3万円かかることを嘆き、詐欺師への怒りをぶつける。「ジャンボ鶴田師匠の手前、これくらいで挫けられない」と自分を鼓舞する。5月17日(金)・赤心堂病院
川越の赤心堂病院へ定期検診。FBにタバコの写真を上げたら、縁を切った神田から「心筋梗塞なのにタバコはダメだろ」とコメントが来るが、完全に無視。
担当が前の塚越先生から、命の恩人である市川誠院長に変わっていた。
院長との会話の中で、心筋梗塞で死にかけた夜の詳細なフラッシュバックが展開される。夜中に激痛で交番まで這いずり、タクシーで病院へ。
「ジャンボ鶴田師匠が首根っこを掴んで立たせてくれた」と感じる臨死体験的な描写。
院長の機転で命を救われたことへの感謝と、現在の数値の良さ、薬を飲み続ける必要性の確認。
川越での寄り道とミサキの記憶
薬ができるまでの間、故郷・連雀町を歩く。潰れたゲームセンターやキャバクラ『サクセス』を見て、かつての妹分・**ミサキ(川窪愛)**を思い出す。
長い過去回想:ミサキがペット問題で大家・不動産から追い出されそうになったとき、主人公が仲介して解決したエピソード。
オーナーとの交渉、不動産への怒鳴り込み、寿司屋で「マグる」(マグロをたらふく食べる)、化粧品を買ってやる。
その過程で「妹代わり」から「女として意識してしまう」内面の激しい葛藤。理性を保ち、告白せず兄分として接し続ける選択。
その後ミサキは沖縄へ移住。
現在のミサキとのやり取り
久しぶりにメッセージを送ると返信が来るが、会いたい様子はない。FBを見ると、プロレスラー杉浦貴似の彼氏と楽しそうな写真ばかり。
「逃がした魚は大きい。でも今の俺とくっつかなくて良かった」と自嘲しつつ、彼女の幸せを祈る。刑事・出口との記憶
ミサキの存在が小説『新宿クレッシェンド』の妹・愛のモデルになったことを振り返り、巣鴨警察署の出口刑事とのエピソードを思い出す。
小説を読んだ出口が「妹の愛さんが亡くなったんだな……」と本気で勘違いして電話してきた天然エピソード。感情移入してくれたことが嬉しかったという話。締めくくり
町鮨とろたくでマグロを食べ、薬を受け取り新宿へ帰る。この日だけで病院代+飲食でかなりの出費になり虚しさを感じる。部屋でミサキを想像しながらオナニーをして眠りにつく。
この章の核心
「刑事」は巣鴨時代の出口刑事の天然エピソードと、心筋梗塞時の交番・警察の記憶。「愛」はミサキへの抑えきれなかった異性としての感情と、結局守り通した「兄妹のような関係」の喪失感。
詐欺直後の今、命を救われた過去と「手に入れられなかった愛」を重ね合わせ、寂しさと自己嫌悪を抱えながら日常を続ける姿が描かれている。
闇 676(暗黒の雲徒然草編)
闇676章(暗黒の雲徒然草編) 要約
2024年5月18日(土)の一日を中心に、料理・節約生活・過去の総括・怒りの吐露が交錯する章。
主な流れ
朝の性欲処理と料理
前日にミサキを想像して二回射精したことを振り返り、「女が抱きたい」と呟きつつ、性欲を料理に昇華。
12年ぶりではないが、久々にホワイトソースからグラタンを本格的に作る。工程を細かく実況しながらブログに書き、さらにグラタンを使ったオリジナルの「アメリカンホワイトソースサンド」まで完成させる。
「小説を書かなくなった今、何かを作ってブログに書く作業が正しい時間の使い方かもしれない」と自省する。時間つぶしと過去の写真
出勤までの空き時間に、インカジ『レディ』の過去の忘年会・食事会写真(かに道楽など)を見返し、記事化を考える。
近所のリサイクルショップやUFOキャッチャーがある店の思い出なども挟む。河本マンション大家への怒り
ベランダから向かいの大家(台湾人夫婦)がゴミを不法投棄しているのを見て、再び激昂。
前のマンションで光熱費を毎月大幅に過剰請求され、総額40万円以上を搾取されたこと、引っ越し費用も含めて100万円以上の損失を出したことを改めて怒りとともに記す。
「殴って終わりにしたいが、それでは死んでしまう。法的に証拠を揃えて訴える」と決意を新たにする。2024年上半期の総括ブログ
「2024年5月までを振り返る【140万詐欺被害/大家の過剰請求等】」というタイトルで、今年の出来事を時系列でまとめる。1月末:過剰請求を理由に引っ越し。
3月:料理生活再開、馬のぬいぐるみ集め。
4月:詐欺師・寳尺あさみとの接触開始(手相鑑定の「金運上昇・出会い」予言を信じてしまった)。
5月7日:140万円のロマンス詐欺発覚。警察は以降一切連絡なし。
心筋梗塞の後遺症で三ヶ月に一度の検診と薬代が必要な身であること。
ジャンボ鶴田師匠の命日、群馬の先生から「神に選ばれ試練が訪れる」と言われたことなども織り交ぜる。
詐欺サイトや警察の無力さを読者に忠告する内容になっている。
締めくくり・暗黒の雲
ベランダから空を見上げると、不穏な「暗黒の雲」が広がっている。
「あの雲の隙間から槍でも雷でも降り注いで、このまま世界が終わりにならないかな……」と虚無的な願いを漏らす。
その後、仕事(インカジ『レディ』)へ出勤する。
この章の核心
詐欺と大家の搾取で金銭的・精神的に追い詰められた状況下で、料理という「作る行為」に救いを求めつつ、過去の損失を冷静に(しかし怒りを込めて)総括する。
タイトル通り、徒然草的な雑多な日常の中に「暗黒の雲」=先の見えない不安と虚無感が濃く漂う一章。
闇 677(茄子を食え編)
闇677章(茄子を食え編) 要約
2024年5月24日〜28日頃の出来事を中心に、若菜龍平への怒りを徹底的に吐き出し、節約とお祓い、料理で自分を立て直そうとする章。
主な流れ
5月24日(金)・若菜龍平への溜まった恨み
仕事後、同僚の伊達に「詐欺より若菜龍平の行動の方が腹立たしい」と愚痴をこぼす。
その勢いのまま、5月7日(詐欺発覚当日)の詳細な記録をブログに書き殴る。やけ酒に誘った龍平が、引っ越し祝いの高価なグレンリベット12年を水割りで飲みまくる。
料理に文句を言い、こなもんで会計を巡って大暴れ(実際は龍平が4000円しか払っていないのに「俺がお前の分まで払った」と主張)。
夜中から朝まで長文LINEでマスターに文句を送り、スクリーンショットを送りつけてくる。
過去のトラブルも総ざらい(家賃を安くすると約束して前日に梯子を外した件、ケバブ屋に簡単に110番した件など)。
「もうこの人とは距離を取る」と明確に決断。実名を出したい衝動を抑えつつ、かなりスッキリした様子。
高田馬場の食堂探訪(馬場ラッチ)
並行して「キッチンニュー早苗」「食堂ひろ」などの安い洋食・定食屋をブログで紹介。節約生活の中で外食を楽しむ余裕を少し取り戻す。5月25日(土)・詐欺被害回復貯金の開始
豚しゃぶしゃぶを作り、ATMで17万5千円を入金。
「詐欺被害回復貯金アプリ」と名付け、毎月最低15万円を貯めるとFBとブログで宣言。
「140万円を埋め終わるまで競馬禁止」と自分に課す。5月26〜27日
短い記述。仕事に行き、ブログを書く気力も減ってくる日常。5月28日(火・休み)・映画『来る』とお祓い
Amazonプライムで映画『来る』を観る。終盤の祝詞が、かつて群馬の先生に「覚えろ」と言われたものとほぼ同じだったことに衝撃を受ける。
長文で「天岩戸」時代の整体エピソードを振り返り、自分の「業の深さ」や「霊症を払う力」についての先生の言葉を思い出す。
「ここ二年で300万円以上の損害(大家+詐欺+龍平関連)」を受けたため、近所の鎧神社と市場稲荷神社へお参りに行く。
その後ポロモードで食事し、宝くじを買い、卵カレーデニッシュトーストを作って寝る。締めくくり・茄子を食え
羽根付き餃子と茄子の味噌炒めを作りながら、頭の中の自分自身と対話。
「塞ぎ込んでもいいけど、それが多過ぎなんだよ」「茄子食ったし、元気出せ」と自分を鼓舞する。
最後に「星野をすぐ殴るな。百四十万貯めてからにしろ」と釘を刺しつつ、仕事へ向かう。
この章の核心
詐欺そのものより「若菜龍平」という人間に対する怒りと失望が前面に出ている。
その怒りを書き出すことで少し整理し、貯金・料理・お祓いという具体的な行動で「生きる気力」を取り戻そうとする過程が描かれている。タイトル通り、最後は「茄子を食え」というシンプルで生活感のある自己激励で締めくくられる。
闇 678(嫌悪の構造編)
闇678章(嫌悪の構造編) 要約
2024年6月1日〜3日頃の出来事を中心に、警察への嫌悪、過去のオーブ写真、ローストビーフ店の思い出、若菜龍平への悪口、料理、横浜時代の財布紛失事故、ペットの思い出などが交錯する章。
主な流れ
6月1日(土・休み)
シフトが遅番から中番に変わったことを記す。
過去の「オーブ」(心霊写真のような光の玉)が写った写真をまとめ、ブログ記事にする。高校時代の恩師宅、歌舞伎町の雑居ビル、『新宿クレッシェンド』執筆時代、ピアノの先生との川越祭り、群馬の先生のところへ向かう道中など、複数の写真を並べて「埃ではなく本物のオーブだ」と主張。
次に、コロナで潰れた蒲田のローストビーフ店「ホージーホージー」の思い出を詳細に書く。和田千絵を連れて行った話も出て、彼女への軽い恨み節も混ざる。
警察が三週間以上音沙汰なしなことに激怒し、大久保交番へ突撃。磯部刑事の舐めた態度を直接文句を言いに行き、リアルタイムでFB投稿。交番の巡査は丁寧だったと記す。
その後、大明飯店で餃子・定食・カレーを食べ、こなもんでマスターと龍平の悪口を言い合い、大爆笑。塩をぶつける提案までする。6月2日(日)
大明飯店の過去の料理写真を大量にFBにアップして宣伝。
油そば談義の記事を書く(新宿の油そば総本店 vs 横浜の「ぶらぶら」)。
中番出勤に備え、風呂を浴びて仕事へ。6月3日(月)
中番の忙しさを嘆きつつ、横浜時代の思い出が蘇る。西武台高校の榊先生一家とピザハットに行った話。
2016年8月、石川と飲んだ帰りに自転車で転倒し、約20万円入りの財布を紛失した詳細な事故回想。雨の中ラバーポールに突っ込み、パンやお菓子を拾っている間に財布が消えた話。警察は役に立たなかったと改めて憎む。
初めてのあんかけ焼きそばと、2回目の手作り餃子を作る。
過去のペット(マゲ、ナミダ、ベニなど)の思い出を長く書き始めるが、時間切れで続きは次回へ。
仕事中に読売新聞の「トクリュウ犯罪」記事を見て激怒。警察が自分の詐欺を放置しているのに「トクリュウ」などと定義していることを痛烈に批判し、FBとブログに同じ怒りをぶつける。
この章の核心
タイトル通り「嫌悪の構造」を解体するように、警察・詐欺・龍平・マスコミ・過去の不運(財布紛失)への嫌悪を次々と書き出す。
オーブ写真やローストビーフ店、ペットの優しい思い出を挟みながらも、根底にあるのは「何も解決しない現実への苛立ち」と「それでも料理と文章で自分を保とうとする姿勢」。警察への直接行動(交番突撃)がこの章の一番のハイライト。
闇 679(有言実行14年ぶり宣言?編)
闇679章(有言実行14年ぶり宣言?編) 要約
2024年6月7日〜9日頃の出来事を中心に、ペットの思い出、大家との確執、過去の作品と人生の振り返り、そして「14年ぶりに小説を書く」と宣言する章。
主な流れ
6月7日(金)・ペットたちの思い出その2
横浜時代に飼っていた十姉妹・錦花鳥の詳細な回想。モゲの誕生(育ての親の名前から命名)。
マゲ&モツの五つ子(バック、マゲマロ、プチ、ジャッカル、マロ)の誕生と成長。
六男ムームーの誕生と、仕事の過労で気付けず落鳥させてしまった悲しみ。
結局弟に預けた後全滅したことへの後悔。「競馬に金を突っ込まず、ちゃんと部屋を借りて一緒に住んでいれば……」と自分を呪う。
八種類の野菜炒めを作りながら「まだボロボロでも生きている」と自分を鼓舞。
河本マンション大家との対立
ベランダから大家の不法投棄を目撃。光熱費の不当請求を巡り、不動産を通さないと払わないと宣言。
ドアをバンバン叩いて「光熱費! 光熱費!」と連呼する大家を無視し、タウンハウジングに連絡。宅建協会の名前を出して牽制する。
「ここは台湾ではなく日本」と怒りをぶつける。過去の自分との対峙
『忌み嫌われし子』のフレーズを思い出し、2006年頃のブログや日記を読み返す。SFCGでの取立て仕事のカリスマエピソード。
当時の彼女との喧嘩・別れ話の生々しい記録。
人妻・望との不倫関係の記憶。
プロレス時代の左肘骨折(先輩レスラーに関節を極められた瞬間)を「原点の一つ」として振り返る。
2004年1月18日に小説を書き始めた日こそが「真の原点」だと再確認。
処女作からグランプリ受賞、出版、心筋梗塞、悪徳大家、詐欺までの人生を総括し、**「本気で小説書きますよ、14年ぶりに!」**とブログに宣言する(実際は13年強だが気にしない)。
6月8日(土)
横浜時代の盟友・石川雅之と新宿で飲む。詐欺と龍平の愚痴を延々と話し、サムギョプサル(とんどこ)→自室→居酒屋しょうちゃんとハシゴ。6月9日(日)
酔ってベランダで派手に転倒。手のひら裂傷、腕の痣、リアルキッチンシリーズ散乱の惨状を写真付きでブログに書く。
「14年ぶりに書くと偉そうに宣言した翌日にこれかよ」と自嘲。
焼きしゃぶを作り、血を巡らせて回復を図りながら「我こそは岩上智一郎なり」と気合を入れ直す。
左肘をテーブルにぶつけて激痛を感じつつ、仕事へ向かう。
この章の核心
ペットの温かい思い出と、大家・過去の自分への嫌悪が交錯する中で、最終的に「また小説を書く」と有言実行を宣言する。
転倒という滑稽で痛い現実がすぐに襲ってくることで、「宣言しただけでは終わらない、壊れない体で生き続ける」というレスラー気質の自己確認になっている。
闇 680(かつて弟だった男編)
闇680章(かつて弟だった男編) 要約
2024年6月10日〜17日頃の日常と、過去の苦い人間関係を振り返る章。
主な流れ
6月10日(月)
ベランダ転倒の腕の痛みが残る中、仕事を続ける。弁当を作りながら、9年前にガールズバーで出会った女「蓮」にフラれた記憶が蘇り、突然「ふざけんなっ!」と怒鳴ってしまう。6月11〜12日
卵チーズサンド、サーロインステーキを作る。中学生時代のゲーム『沙羅曼蛇』の「テケダッフォアスピーダップ」を口ずさみながらハナマサへ肉を買いに行く。でったん(出口)との7月の宿泊予定を再確認。6月13日(木)・三沢光晴さんの命日
手作り餃子3rdを作りながら、三沢光晴さんが亡くなって15年であることを振り返る。ジャンボ鶴田師匠の命日(5月13日)と合わせて「13日に大切な人が亡くなる」と感慨に浸る。
群馬の先生から「前世は雷電」「格闘技は無理、邪魔が入る」と言われたエピソードを詳細に回想。実際に総合格闘技復帰試合の前夜、中学時代の同級生ゴリに付きまとわれ徹夜になり、結果負けたことを「雷電が袖を引っ張った」と納得する。「かつて弟だった男」貴彦の回想
中華丼を作りながら、弟・貴彦との過去を蒸し返す。怪我で無職の貴彦に金を何度も援助していたこと。
ピザの宅配でお釣りを「手間賃」として勝手に取られ、図に乗った態度を取られたこと。
顔面を蹴り飛ばして絶縁した瞬間。
叔母ピーちゃんと養子縁組をして戸籍上兄弟でなくなった貴彦を「一線を越えた人間」と切り捨て、「二度と交わることはない」と改めて確認する。
6月14〜15日
三沢さんの命日と貴彦の記憶が重なり、何も食べずに仕事。
性欲を抑えきれず、愛知の人妻・みゆき(小説のファン)の思い出でオナニー。彼女が好んだ「エキゾチックナポリタン」を作る。6月16〜17日
17種類のスパイスを使った無水ポークカレーを本格的に作り、自画自賛。
ベランダ転倒の傷が一週間でかなり回復したことを写真付きで報告。「乙女座だから懲りない」と自嘲しつつ章を閉じる。
この章の核心
タイトル通り「かつて弟だった男」(貴彦)との絶縁エピソードが中心。
三沢光晴さんの命日、群馬の先生の「雷電」予言、過去の女たちへの未練が交錯し、家族・兄弟・師匠という「大切なもの」を次々と失ってきた孤独と、それでも料理で自分を保とうとする日常が描かれている。
闇 681(慶ズバー編)
闇681章(慶ズバー編) 要約
2024年6月18日〜24日頃の出来事を中心に、店内の人間関係、過去のボッタクリ体験、そして若菜龍平が出禁になった「慶ズバー」を実際に訪れる章。
主な流れ
6月18日(火)・店の日常と過去の串荘
インカジ『レディ』で、星野や片屋敷が基本的な仕事をサボる様子に苛立ちつつも「人は人、自分は自分」と割り切る。名義社長の倉敷がそれを察してフォローしてくれる。
過去の名義社長・小西の無能ぶりや経費の無駄遣い、コロナ禍で神田に感染させられたエピソードも回想。
仕事後、中番メンバーで焼肉「かなう」へ食事会。途中で山下との過去のボッタクリ店「串荘」の惨い体験を詳細に思い出す(外国人店員・謎のチャージ・食べログのレビュー削除など)。ブログに警告記事を書く。6月19日(水)
かなうの食事会の写真をGIFにして遊ぶ。倉敷に見せて好評。6月20〜22日
カレーピラフやカルボナーラを作りながら「神田や詐欺に遭わなければ、地元で気ままにバーでも開けたのに」と自虐的に振り返る。
こなもんでマスターと飲み、龍平が近所のバーで出入禁止になっている情報を得る。6月23日(日)・慶ズバー訪問
ロールキャベツ・トマトソースを作り、弁当を持ってこなもんへ向かう途中、龍平が出禁になった慶ズバーにふらりと入る。
店員のマナコに弁当をあげてLINE交換。ママが来たところで龍平の出禁理由を聞き出す。ハッピーアワーの安い時間帯だけ狙い、水割り2杯で何時間も粘る。
会計が2100円なのに「高い」「以前は800円だった」とネチネチクレーム。
LINEでしつこく「ボッタクリ」と文句を送り続けたため出禁。
ママと意気投合し、グレンリベットを入れてもらう約束をして退店。その後こなもんで弁当を差し入れ。
6月24日(月)
仕事中に伊達へ慶ズバーの話をしたら「行きたい」としつこく誘われる。スナック通いできる身分ではないと断る。
この章の核心
タイトル通り「慶ズバー」がクライマックス。
若菜龍平が「どこへ行っても同じようなウザいトラブルを起こしている」ことが、こなもんだけでなく別の店でも確認され、主人公の嫌悪がさらに強固になる。
店内の人間関係(倉敷への好感、星野・片屋敷への呆れ)や過去のボッタクリ体験を挟みつつ、日常の料理と節約生活の中で少しずつ外に目を向け始めている様子が描かれている。
闇 682(哀愁のワイズ編)
闇682章(哀愁のワイズ編) 要約
2024年6月25日〜30日頃の日常と、横浜・野毛のフレンチ「Y's(ワイズ)」への強い郷愁が中心の章。
主な流れ
6月25〜26日
UFOキャッチャーでイクイノックスの大きなぬいぐるみ(通常版・宝塚記念版)を次々とゲット。詐欺被害回復貯金は続けつつ、ささやかな楽しみとして競走馬コレクションを増やす。
衝動で簡易キーボードを購入し、「またピアノを弾きたい」と書く。生姜焼き&ナポリタンの弁当を作り、過去の絵や漫画をGIF化するなど、創作欲が少しずつ戻ってきている様子。6月27〜28日
でったんから新大久保付近の消防車事故写真が届くが、位置を間違えて返信。
休みを利用して、横浜野毛のフレンチ「Y's」の過去の食事写真を大量にまとめ、詳細な回顧記事を書く。2014〜2020年までのコース料理の数々。
マスターの加藤さんへの感謝と「あそこには俺の大好きな横浜がいっぱい詰まっている」という思い。
心筋梗塞で運気が落ちた後、河本マンション・詐欺と立て続けに不幸が続き、4年以上通えていないことを嘆く。
「12月以降、詐欺の補填が終わったら真っ先にワイズに行きたい」と誓う。
心筋梗塞の詳細な回想
2021年10月のワクチン後の1回目・2回目の発作、死にかけた経緯、泉田純さんの死、後遺症(右脚の痺れ)などを改めて書き記す。
「生き残ったのは、まだ作品を残せということだろう」と、小説再開への意志を再確認。6月29〜30日
新しいフライパンでハンバーグサンドを作る。
王賛マスター直伝の「茄子の辛味炒め」を再現しながら、整体時代に隣り合っていた中華料理店の思い出を振り返る。
ター坊(川越水族館時代の後輩)のお袋さんの死を思い出し、線香をあげに行けない複雑な心境を吐露。
「生きるって複雑で面倒で、本当に大変だな……」という言葉で章を閉じる。
この章の核心
タイトル通り「哀愁のワイズ」。
詐欺・大家・龍平といった現在のストレスから一時的に解放され、横浜時代の温かい思い出(特にフレンチY's)に深く浸ることで、心のバランスを取り戻そうとしている。
創作欲(ピアノ・GIF・絵)と「また小説を書く」という意志が、静かに、しかし確実に戻ってきている気配が感じられる締めくくりの章。
闇 683(13年ぶりの執筆編)
闇683章(13年ぶりの執筆編) 要約
2024年7月1日〜10日頃。「また小説を書く」と宣言してから実際に書き始めるまでの葛藤と、ようやく「闇」の執筆を再開する過程を描いた章。
主な流れ
7月1〜5日・書けない日々
6月に「14年ぶりに小説を書く」と宣言したのに、結局何も始められない。
細胞がざわめき「書け」と催促するのに対し、料理記事や川越祭りの思い出(ペイント、ひよこ、マッチのサインなど)で誤魔化す。
「才能の枯渇ではなく、力そのものが消えただけ」「希望などどこにもない」と自己嫌悪を繰り返す。7月6〜7日
でったんとの同窓会関連のやり取りが続く。森昇に二次会参加を半強制され、金を出させられる流れを警戒。
星野が都知事選の話で熱弁を振るうのを呆れて聞き流す。7月8日(月)・執筆再開の瞬間
森昇からの電話で起こされ、人間関係の煩わしさにうんざりする。
「なぜここまで壊れずに生きてきたのか」を考え、幼少期からの人生を振り返り始める。お袋の虐待、八つの習い事、家族の崩壊。
自衛隊でのシゴキと復讐。
『鬼畜道』や『新宿コンチェルト』が途中で止まった理由(中絶の話など、自己の史実を直視できなかったこと)。
「ネタに困ることはない。一から書き記せ」と自分を追い込み、携帯電話から「闇」の続きを書き始める。
仕事中もキャッシャー室で打ち続け、その日のうちに一章分を公開する。
7月9日
こなもんのマスターから「今月一杯で閉店」と告げられる。また一つオアシスが消えることを嘆きつつ、「最後まで通う」と約束。7月10日
朝焼けの美しい雲を写真に撮りながら、「13年ぶりに執筆したと言えるのか」と自問。
まだ一章分だけだが、孤独な道を黙々と書き続ける覚悟を固める。
ホルモンを焼いて元気をつけ、横浜への郷愁を再び口にする。
この章の核心
タイトル通り「13年ぶりの執筆」。
宣言だけで終わらせず、過去の憎悪と人生の闇を直視しながら、実際に文字を打ち始めた瞬間を克明に描いている。
「書けない」「逃げたい」という強い抵抗を乗り越え、仕事中にまで携帯電話で書き進める姿が、シリーズの転換点となっている。
闇 684(ピアノの成仏編)
闇684章(ピアノの成仏編) 要約
2024年7月11日〜12日頃。でったん(出口貴行)が九州から泊まりに来た2日間と、その中で起きた「ピアノの成仏」を描いた章。
主な流れ
7月11日(木)
仕事帰りにハナマサでモツを買い、でったんのためにモツ煮とチキンカレーを仕込む。
夜、大久保駅で出迎え、自称俳優マンションへ案内。合い鍵を渡し、こなもんが臨時休業だったため居酒屋しょうちゃんで飲む。7月12日(金)
しょうちゃんのマスターに大量のモツ煮を差し入れ。
部屋でアメリカンクラブハウスサンド(カレーを薄く塗った特別仕様)とフィッシュ&チップス、生姜焼き丼などを振る舞う。でったんに「お店を開いた方がいい」と絶賛される。
でったんが電気工事士の資格を活かし、キッチンの邪魔な照明を自分で交換してくれる。損得抜きの同級生としての優しさに感動。
子宝弁慶草(カランコエ)を購入。中野ブロードウェイへ
二人で中野ブロードウェイを散策。まんだらけ、古い玩具、プロレスラーのマスク、昔のゲーム機などを見て回る。童心に返るひと時を楽しむ。
地下で占いを受ける(結果はイマイチ)。大明飯店での「ピアノの成仏」
大明飯店で餃子を食べていると、隣席の初老の男性と清楚な黒髪メガネの女性に出会う。
でったんが初老と知り合い(音楽協会関係)だと判明。メガネの女性はピアノを中心に活動する音楽関係者。
主人公が「三十代で突然ピアノを始め、ドビュッシーの『月の光』を市民会館で演奏した」話をし、YouTubeの演奏動画を見せる。
初老とメガネが本気で聴き、拍手して「素晴らしい」と褒めてくれる。
品川春美のために始めたピアノが、彼女に届かなかったまま終わっていたことを思い出し、トイレで静かに泣く。
「これで俺のピアノは成仏した」と感じる。締め
初老とメガネは先に帰り、二人も会計を済ませて帰る。
翌日の川越・中央小学校同窓会を控え、章を閉じる。
この章の核心
タイトル通り「ピアノの成仏」。
品川春美のために始めたピアノが、二十年以上経って、見知らぬ音楽関係者に本気で認められたことで、心の重荷が一つ降りた瞬間。
でったんとの穏やかで優しい交流が、詐欺や龍平、大家といった暗い現実の中に、久しぶりに温かい光を差し込んでいる。
【Claude】
このGrok解説、684章単体で読んだ時よりも大きな絵が見えてくるね。674〜683章までの「空白の二ヶ月」全体を通して見ると、684章の温かさが際立つ理由がよく分かる。詐欺発覚直後(674章)から始まって、ジャンボ鶴田師匠や三沢さんの命日、貴彦との絶縁の蒸し返し、ミサキへの届かなかった想い、大家との怒り、龍平への嫌悪、それでも料理で自分を繋ぎ止めながら「また書く」と宣言しては転倒したり書けなかったりを繰り返して、ようやく683章で本当に書き始める——その積み重ねの直後に来るのが684章なんだよね。
だからこそ「ピアノの成仏」が効くんだと思う。あの二ヶ月間、ずっと失ったもの(師匠、弟、ミサキ、龍平との信頼、大家に搾取された金、警察への信頼)を数え上げ続けてきた末に、品川春美のために始めて誰にも届かなかったはずのピアノが、見知らぬ音楽関係者に本気で認められる。これは偶然というより、あの空白の二ヶ月分の喪失の総決算みたいな瞬間だったんだなと、この解説を読んで腑に落ちた。
「13日に大切な人が亡くなる」というジャンボ鶴田・三沢さんの命日の符合とか、群馬の先生の「雷電が袖を引っ張った」という総合格闘技のエピソードとか、この時期特有の"意味を求める"感覚が強く出てるのも印象的。執筆を再開する直前の人間が、あらゆる偶然に理由を見出そうとする心理そのものが記録されてる感じがする。
【chatGPT】
見た。これは**684へ入る直前の「674~682章のGrok解説」**だね。2026年9月11日付で公開されている。(note)
これ、684を読んだ後に見ると、かなり面白い。
特に679で、
「本気で小説書きますよ、14年ぶりに!」
と宣言している。(note)
そして680~682を経て、683で実際に**「闇シリーズそのものが作中に出てくる」**。その先の684で、とうとう「過去を記録する」だけではなく、記録された過去が現在の人間関係や感情を動かしていく文章になっている。
だから、このリンクの記事はある意味、
674~682=「闇が再び小説になっていくまでの助走」
を第三者AIが整理した記録になってる。
しかもGrok自身、679について「過去の作品と人生の振り返り」「14年ぶりに小説を書くと宣言」と捉えている。(note)
そして684の「ピアノの成仏編」を踏まえると、俺はますますタイトルはこれでいいと思う。
闇 684(ピアノの成仏編)
674~682の「過去を掘り返す作業」が、684ではとうとう過去の自分自身を成仏させる場面まで到達した、と読めるから。
そして面白いのは、成仏したと思った直後に、
「あのメガネの子さ…、凄いタイプだったんだよ…。」
だからな(笑)。
過去は成仏した。だが本人はまだ現世にいる。
これ、684の締めとしてかなり岩上らしい。
