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刑務所の釈前(釈放前指導)を体験!喜連川社会復帰促進センター編

私は喜連川社会復帰促進センターという刑務所に収監されていた元受刑者です。

刑務所を満期、或いは仮釈放で出所する前には、基本的には釈前(釈放前指導)というホールがあるエリアで2週間過ごすことになります

釈前へ行くことになると出所は目前!

そこでこの記事では、喜連川社会復帰促進センターでの釈前(釈放前指導)の体験談を紹介します!


釈前での生活とは?

普段通り起床してから点検が終了すると、工場の担当刑務官が突然ドアを開けます。

そして釈前へ行くことを告げられ、お世話になった担当刑務官に最後の挨拶をします。

この瞬間はめちゃくちゃ嬉しい瞬間!テンション爆上がりします。

因みに経理工場だったので前日に釈前へ行くことは聞かされていました。通常は事前告知はありません。

通常ならば出室用意の号令が掛かると工場へ行く準備をして廊下に並びますが、この日からは刑務作業は免除されなくなります

その為、自分の居室のドアは解除されません。

受刑者が工場へ行ってからしばらくするとオヤジが来て、居室にある私物を全て台車に乗せて釈前があるホールへと向かいます。

(ホールと言っても同じ刑務所内にある居室棟)

釈前のホールの中には鍵なしの独居が10部屋程度あります。出所となる日までの2週間はこのホール内で過ごすことになります

喜連川社会復帰促進センターの場合は、釈前が前期後期の二部制に分かれます。

前期の受刑者10名程度、後期の受刑者10名程度でホールが分かれており、最初の一週間は前期となり最後の一週間は後期となります。

(一週間に一度、釈前には10名程度の受刑者が入ってくる)

釈前のホール内には釈前の受刑者みんなで食事をするダイニングルーム給茶器商業施設にあるような洗面所浴室洗濯機置き場、居室などがあります。

ホール内は刑務所という感じはほとんどなく、喜連川社会復帰促進センターはめちゃくちゃ綺麗な施設なので、普通にビジネスホテルのロビーと部屋のような感じですね。

このホール内では自由に居室の出入りができて、居室の電気も自分で点けたり消したりすることができます。

各居室の中にはテレビと小机と布団のみ。釈前のホールがある1区4階の窓からは綺麗な芝生の庭が見え、見晴らしも良いのが喜連川社会復帰促進センターの特徴です。

ダイニングルームにあるテレビはリアルタイムの物が流れており、余暇時間内は他の受刑者と談笑しなが自由に観ることが許可されます。

入浴は決められた時間内ならいつでも入ることができます。基本的にはみんなで順番を決めて2名づつで入浴します。

風呂場は普通の家庭にあるような感じで浴槽は3人が入れるくらいの大きさ。

入浴時もオヤジの監視は一切ありません。入浴時も一緒に入浴してる受刑者と会話もできます。

洗濯物は各自で用意してみんなで協力して洗濯機で洗い乾燥機で乾かします。

消灯時間は通常は21時ですが、釈前の場合は22時となります。

22時になるとホールのインターホンが鳴らされて、オヤジに異常なしの報告を受刑者が日替わりでおこないます。

基本的には用事が無い場合、オヤジはホール内に一人もいません。消灯後も見回りなど一切ないです。

(居室内にはないけどホール内には監視カメラは設置されている)

朝と夕方の点検もローテーションでリーダーを決めてオヤジ抜きで受刑者がおこないます。

平日も刑務作業がなくなるので、その間は社会生活に少しでも慣れる為の講義があったり色々なDVDを観たりします。

もちろん釈前にいる間も運動の時間が設けられており、平日は外庭で60分、土日祝は室内運動の時間が1日2回、午前午後に各30分あります。

釈前にも釈前担当の刑務官がいますが、完全にお役所対応でめちゃくちゃ優しいです。

そして出所の前日になるとみんなでホール内や居室の清掃をして、出所時に着る服や荷物の確認などを荷物検査室へ行きおこないます。

この時に今まで働いた分の作業報奨金が現金で渡されます。そして出所時の準備が全て完了したら再度釈前のホールへ戻ります。

因みに私は1年ジャストで仮釈放となったので、経理工場でしたが作業報奨金は3万円程度しか貯まりませんでした。

出所の朝は早いと聞きますが、基本的には朝食を食べてから荷物検査室に移動して私服に着替えて、8時30分くらいにお偉いさん達が待っている会議室へ向かい最後のお話を聞きます。

最後に受刑者の名前と顔の確認作業が慎重におこなわれて、全て完了すると釈前で過ごした受刑者みんなで刑務所の外へ向かいます。

そして刑務所の門が開かれ、家族らに迎えに来てもらってる受刑者は各自の車へ乗り、迎えがない受刑者は刑務所が用意したマイクロバスにみんなで乗ります。

マイクロバスに乗った受刑者は刑務所が毎回ランダムで指定した駅まで行き、受刑者が電車に乗る瞬間までオヤジが最後まで付き添います

待ち伏せ対策などが厳重におこなわれているので受刑者は安心して帰ることができます。

まとめ

釈前での生活はおそらく今までの人生の中で最も嬉しい時間となります。

あと2週間でシャバに出ることができる喜びは、刑務所生活を経験した受刑者にしか絶対にわからないことでしょう。

(もちろんわかる必要はないです!)

出所したその日はテンションがおかしく全く眠れなかったです。

帰りの電車待ちで付き添いのオヤジが「缶コーヒーでも買って飲めよ!」と優しく言って下さったことが今でも忘れられないですね!

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