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虫の撮影デビュー!経験者62人に聞いた虫撮り機材ガイド

「虫を撮ってみたいけど、どうすれば…?」
「俺は何を撮るために生まれてきたのだろう」
「やっぱり私は虫が好き!」

そう言うあなたに捧げたい。

虫は良い。24時間365日、撮り放題。
許可もいらない。おまけに無限にいる。

そんな限りのない自由を前にして
「機材」という名の壁が立ちはだかる。

最初に言っておきます。

機材選びで重要なのは・・・

予算
×
好きな写真家が使っている機材
×
見た目やメーカーでピンときたもの

これで決めるのがベストアンサー。買ってしまえば、どの機材を使おうとも、"工夫" と "ある程度の妥協" でなんとでもなる。

でも、その "なんとでもなる" が
不安な迷える皆様のために、
虫撮影の 62人の経験者 がアンケートを回答。

この記事では、そんな経験者たちの言葉とアンケート結果をもとに「数字」で疑問に一つずつ答えて、虫撮影に必要な機材選びを助言していきます。

アンケート企画の一環としてスペシャリストの方々にご協力頂き、撮影スタイルや愛用機材、虫への思いを深掘りした特集スペシャリストに聞く虫撮りの極意を順次公開しております。本記事の最後にまとめておりますので、そちらもぜひご覧ください。

※明らかに誤った回答については読みやすさを考慮し独断で除外しております。あらかじめご了承ください。

第1章:カメラはどれを選べばいいの?

道すがら、すれ違った人が同じカメラボディを使っているとちょっと嬉しい。カメラ本体についての疑問を聞いてみました!

Q. 虫撮影で使っているカメラタイプはなに?

ミラーレス一眼が半数以上を占めています。次いでデジタル一眼。「レンズ交換式ボディ」が圧倒的に優勢。昨今はミラーレスが主流になっているので、新品を買うならミラーレスが無難かもしれません。

また、携帯性が抜群のコンデジも支持されています。特にOM SYSTEM(旧Olympus)のToughシリーズが虫撮影では人気。防水・耐衝撃性能に加え、強力な顕微鏡(マクロ)モードを搭載しているため、気軽に本格的な虫撮影を楽しめる機材として選ばれています。
また「使用経験のある機材」のアンケート結果では、60人中12人がToughシリーズを所有していることが分かりました。

経験者の声:「一眼レフのファインダーが見やすい!
ミラーレスにもEVF(電子ビューファインダー)という液晶でファインダーを疑似的に搭載している場合がありますが、シビアなピント合わせが必要になる極小の虫や、高速で動いているトンボなどは一眼レフのほうが撮りやすいという声も!(※ファインダー:背面液晶ではなく眼で覗くところ)


Q. どのメーカーのカメラを使ってる?

OM SYSTEM(旧Olympus)の使用者が突出して多い結果となりました。世界的なカメラシェアは、Canon,Sony,Nikon,富士フイルムが特に人気ですが、虫撮影では小型軽量なボディ、防塵防滴、強力な手ブレ補正、そしてセンサーサイズがMFT(※後述)という点が評価されているようです。

次に多かったのはNikonCanon。これらのメーカーはレンズの選択肢が豊富なことも特徴です。SonyLUMIX(Panasonic)は少数派でした。


Q. センサーサイズはどれ?

MFT(マイクロフォーサーズ)はOM SYSTEMとLUMIX用のセンサーです。MFTはカメラが光を取り込むセンサーのサイズが小さいため、カメラ自体が比較的小さいのが特徴です。またピントが合って見える奥行き"被写界深度"が深く、虫の撮影と相性が良いのもポイント。

APS-Cフルサイズは僅差であるもののAPS-Cが優勢で、全体を通して小型軽量で撮りまわしの良いカメラが支持される結果となりました。

経験者の声:「軽さは正義!
毎日カメラを持ち歩き、たくさんフィールドに出る。とにかくたくさん写真を撮ることが上達への近道!という声が多数。特に虫の撮影は、虫を見つけるところから始まるのでフットワークの軽さは重要です。


【コラム】センサーサイズと被写界深度

自分に合ったセンサーのカメラを選んでライバルに差をつけろ!

  • MFT(マイクロフォーサーズ):カメラボディが小さく軽い。被写界深度が深いのでボケが少なく、小さな虫にもピントを合わせやすい。

  • APS-C:バランス型。画質と機動性を兼ね備えている。

  • フルサイズ:圧倒的な高画質。ボケを活かしやすい。一眼らしい写真が撮れるが、被写界深度が浅いためMFTに比べると、小さな虫にピントが合わせづらい。景色や人を撮るプロはだいたいこれ。

センサーの大きさは フルサイズ > APS-C > MFT。被写界深度のイメージが覚えづらい人は、遠くのものを見るとき目を細めると視界が暗くなる代わりにクッキリ見えるようになることで覚えよう。被写界深度はセンサーサイズだけでなく、撮影距離・絞り(F値)にも強く影響します。

(左)被写界深度が浅い写真。目の周辺しかピントが合っていない。
Nikon Z50 + LAOWA 65mm F2.8 2X Ultra Macro APO
(右)被写界深度が深い写真。奥の翅までピントが合い背景も分かる。
Nikon D3300 + LAOWA 15mm F4 WIDE ANGLE MACRO

第2章:レンズが多すぎて分からない

マウント?35mm判換算?最短撮影距離!?数多あまたの情報を検討し最高の1本を見つけよう。そして翌日には別のレンズも欲しくなる。

Q. まずはここから!よく撮る虫はなんですか。

街並み、自然、人物、動物 etc… 被写体で溢れるこの世界でえて「虫」を選んだ諸君に問いたい。

何の虫を撮りたい?

アンケートでは「虫なら何でもいい」層が多数を占めましたがレンズ選びでは非常に重要なことなので、いま一度 自分の胸に手を当てて考えてみてください。その虫はどのくらいの大きさですか。飛びますか、日中にいますか。


Q. 使ってるのはズーム?マクロ?

最も選ばれていたのはマクロレンズでした。小さな被写体を大きく写せるレンズ。虫撮影においては定番中の定番です。レンズの仕様欄にある「最大撮影倍率」が「等倍(1:1)」と書いてあればだいたいマクロレンズ。

「虫撮りの必要倍率(ざっくり目安)」
実際にお店で気になるレンズを手に取って自分の指先を撮影してみよう!指先をグッとレンズに近づけて、一番近くでピントが合う位置(=最短撮影距離)に調整。指先が画面いっぱいに写るのか、それとも小さくしか写らないのかを実際に確認すると、そのレンズの"寄れる力"がよく分かります。

■指全体までしかピントが合わない
ハーフマクロ(1:2)程度。トンボやバッタサイズ。
例:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO(0.6倍相当)
■第一関節が画面いっぱいに写せる
等倍マクロ(1:1)程度。カメムシやミツバチ、蝿などが撮れる。
例:EF 100mm f2.8 Macro usm、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm Macro
■指先まで画面いっぱいに写せる
2倍マクロ(2:1)程度。蟻やハエトリグモなど。
例:Laowa 65mm macro

一方、ズームレンズを選んだ人も一定数いました。ズームを選んだ15人のうち5人はトンボ撮影が中心。特に接写性能が優れたOM SYSTEMやCANONの"100-400mm"帯の望遠域のレンズが大人気。次に"12-40mm"などの広角域を支持。虫用のズームレンズは、望遠域と広角域で二極化される傾向にあるようです。

経験者の声:「最初からマクロでよかった…
キットレンズなど普通のレンズは思ったより虫を大きく撮影できない。虫を撮りたいなら、真っ先にマクロレンズを買ってしまうのも手!ちなみにほぼ全てのマクロレンズは景色(無限遠)の撮影も可能です。


Q. レンズの焦点距離はどれくらいがいい?

100mm前後の中望遠が多数。虫に近寄りすぎずに撮影できる快適さは一度使うと抜け出せません。基本的に焦点距離が長いほどピント位置以外がボケやすくなるため、①背景をボカさずに生息環境も写したい ②できるだけ虫全体にピントを合わせたい、などの目的に応じて標準広角が選ばれています。

140mm〜の望遠で使用されているレンズはズームが多数で、回答者のなかで使われていた望遠のマクロレンズは"SIGMA APO MACRO 180mm F2.8 EX"の1本のみでした。

「レンズの用語説明」
■ 最短撮影距離
ピントが合う一番近い距離(被写体〜カメラのセンサーまでの距離)。カメラ本体にプリントされている「Φ」のようなマークがセンサー位置の目安。最短撮影距離より被写体にレンズを近づけてもピントが合わないので注意。
■ ワーキングディスタンス
被写体からレンズの先端までの距離。近いと虫が逃げやすくなったり、虫がレンズの影になったりしてしまう。ほぼ"最短撮影距離-レンズの長さ"。
■ 絞り(F値)
絞り優先(Aモード)などで設定する絞り値。絞るほどピント位置以外がボケづらくなるが、そのぶんSS(シャッタースピード)が遅くなりブレやすくなる。虫撮影は f/8~f/16 あたりが人気な印象。
(例)
f/2.8:SSが速い。周りがボケやすい。
f/16:SSが遅くてブレやすい。ボケづらい。画質劣化が見られる場合がある。
■ 開放F値(明るさ)レンズが最も明るく撮れる状態のF値。F2.8やF4などレンズ名に書いてあるやつ。


Q. どのメーカーのレンズを使ってる?

上位3社はカメラ本体と同じ順位ですが、全体でサードパーティ製のレンズに票が流れた形となりました。

サードパーティのレンズではタムキューの愛称で知られるTamron 90mmが非常に人気です。

「サードパーティ製レンズってなに?」
"純正ではないレンズ"のこと。カメラは販売せずレンズだけ売ってるメーカー(Sigmaは少しカメラも出してる)。虫撮影でよく使われるのはSigma、Tamron、Laowaの3社。価格が安かったり、ちょっと変わったスペックだったりするのが魅力。


Q. 純正とサードパーティ製レンズ、初心者にオススメするなら?

純正レンズのほうが「安心感がある」「動作が安定している」などの言われることがありますが、過半数が"どちらでもいい"と答えました。

経験者の声:「電子接点のないレンズに注意!
Laowaや中一光学には電子接点の無いレンズがあります。不都合として①シャッターボタン半押しなどして自動でピントを合わせるオートフォーカスが使えず自分でピントリングを回して調整する ②電磁絞りが非対応で絞るとファインダーの像も暗くなり撮りづらい ③カメラに一部の撮影情報が記録されない、などの影響があるので注意。操作は慣れるし、カメラ本体側の機能でカバーできる場合もあります。


Q. 最初の1本にオススメしたいマクロの焦点距離

35mm換算無し

標準(50~60mm)と中望遠(90~100mm)で大きく分かれました。

「特に人気だったマクロレンズ」
■標準域
OM SYSTEM:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8
LAOWA:50mm F2.8 2X ULTRAMACRO APO
■中望遠
Tamron:90mm macro 各モデル(272E,F004,F017)
Nikon:NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S


第3章:テクニックとアイテムは最初に頭にぶち込んでおけ!

御託ごたくは良い!とりあえず撮りたい!何でもいいからさっさとシャッター切らせろ!」って言うんだろ。わかる。痛いほどわかる。俺もそうだった。カメラ持ったその日に森へ飛び込んだ。備え付きのキットレンズで飛び込んだ。マクロなんて知らなかった。

でもね…撮って、見返して、みんなその結果に絶望するんです。
で、そのあと機能とかコツを教えると、みんな揃ってこう言うんですよ。

「え、なにそれ、最初に教えてよ……」って。

Q. ピント合わせ、AFとMFどっちで撮ってる?

AFが多数派ですが、MF利用者も多くいます。虫の撮影では"複眼"にピントを合わせるのが基本。しかし複眼は自動でピントを合わせるには、あまりにも小さい!特にマクロ撮影では、なかなかピントが合いません。

「用語説明とひとこと」
■AF(オートフォーカス)
自動でピントを合わせてくれるやつ。ピントの位置を指定したり、雰囲気で合わせてくれる便利機能。条件が悪いと一生ピントが合わない。
■MF(マニュアルフォーカス)
レンズに付いてるピントリングをグルグル回してピントを合わせていく。細かく好きな位置に調整が可能。手間と時間がかかる。

AFが優秀なカメラとレンズがあれば、そもそもレンズがAF非対応(=MFのみ)のこともあります。自分に合ったスタイルを見つけましょう!

経験者の声:「MFを恐れるな
MFでの撮影は慣れていないと、とんでもないストレス。しかし確実なピント合わせをするために練習しておくのが、スーパー虫写真家の近道かもしれない。

経験者の声:「マクロはMFと言うけれど、今のAFは頼りになる
カメラによっては優秀なAFが搭載されていて、飛んでいるトンボを簡単に撮影できるものもあります。頑張って買ってみるのもスーパー虫写真家の近道かもしれない。

【コラム】センサーサイズと画角。「35mm判換算」ってなに・・・

「このレンズをフルサイズで使ったらどのくらいの画角なんだろ~」を解決するのが『35mm判換算』。

昔はフルサイズが普通だったけど、APS-CやMFT(マイクロフォーサーズ)など小さいセンサーが普及してきて登場した考え方です。センサーが小さいと、同じ焦点距離のレンズでも、センサーが小さいためより狭い範囲しか写らない=望遠寄りになります。

フルサイズ基準に対して、
APS-Cは1.5倍(Canonは1.6倍)、MFTは2倍で換算します。

たとえば…
APS-Cカメラに「100mmレンズ」をつけた場合
→ 100mm × 約1.5倍(APS-Cの倍率)=約150mm相当
→ つまり「35mm判換算で約150mmくらいの画角ですよ」と説明しています。


Q. カメラとレンズ以外は何が必要?

全体の83%がストロボ(外付けフラッシュ)を利用していました。ストロボを使うと強い光で撮影できるため、森など暗い環境下での撮影や、設定すると暗くなる"絞り(F値)"を絞ることができます。

またストロボと合わせて用意したいのがディフューザー。ストロボの強い光を拡散して柔らかい光にして、写真を自然な仕上がりにする効果があります。特にKenko Tokinaの"影とり"シリーズが人気です。
ちなみにストロボやディフューザーなどを使った光周りの技法は「ライティング」と呼ばれています。

補助光の利用者も多いです。小さな虫にピント合わせをする際、撮影時に暗いと本当にピントが合っているのか分からないため、LEDなどの補助光で虫を照らしながら撮影する方法があります。また光源を増やして作品としての表現を広げるユーザーもいました。


【コラム】過半数が叫んだ「ストロボを使え!」

アンケートで「初めに知っておけばよかった/初心者に伝えたいこと」を自由記述でお聞きしたところ、なんと"55人中28人(約51%)"がストロボとディフューザーについて言及していました。

以下、ユーザーの声を一部抜粋。

初めからライティングという概念を知っておけば良かった」「ディフューザーの有無、その品質で同じように撮っても全く写りが違う」「備え付けのフラッシュや懐中電灯よりも、安物でもストロボとディフューザーのほうが圧倒的に良い」「マクロは基本、人工光源ありき」

「ストロボは早く買った方が良いと思います!」「ストロボを買おう!」「早くストロボを使うこと」「マクロはディフューザーで世界が変わります!」

「どんなに安価な機材でも色温度と彩度と構図と露出とライティングさえちゃんとしていればいい写真になり得るし、逆に最高峰の機材を使っていてもこのどれかへの注意が足りないと全然パッとしない写真になる」

ライティングひとつで「それっぽい写真」になるのは間違いありません。また手ブレの悩みも無くなります。

一方、こんな声も。

「ライティングは自分の写真に満足できなくなった時に取り組んでいけばいいので、最初から綺麗に撮ろうと思わないこと。楽しさを優先することが大事だと思います」

ややこしいことは抜きにして、とりあえず野外に出て撮りまくるのもアリ!私自身もしばらく自然光のみで撮影していて、4年目にようやくストロボデビュー。自然光ならではの写真の雰囲気も好きなので、現在は目的に合わせて使い分けています。

ライティングの機材を揃えるのに抵抗がある方は、一度カメラ備え付けのフラッシュにコンビニなどの白いビニール袋を被せて撮影してみてください。それだけで効果が実感できると思います。


Q. 虫を撮りに出かけるのに、虫刺され対策してる?

蚊、メマトイ、ブヨ、ダニ。どれも素敵な被写体たちですが「何もしてないのに襲ってくる脅威」でもあります。感染症などのリスクもあるので対策をしてフィールドライフを楽しみましょう。

飛んでいる黒い物体が分かるでしょうか。全てメマトイという虫です。名前のとおり目に集まるのですが、レンズにもまといつく習性があります。

実際にレンズだけではなく顔の周りにも同じくらい飛んでいます。蚊も同様です。物理的、精神的に発狂レベルのストレスになります。

一例ですが「首掛け式の扇風機(ファン)」を顔回りに向けて使用すると、嘘みたいに蚊が寄ってきませんでした。


第4章:人気機材!予算!知りたいアレコレ

初めて虫を撮影するために揃えた機材セットは!?
いま使ってる機材セットは!?

そんな疑問を聞いてみたところ詳細な回答が多数!集まった情報から一人ひとりの機材を型番ごとに整理、なんと約750項目に分類&徹底解析!

みんなが気になるアレコレをまとめてみました。

※現行品の価格は調査時(2025年6月)の価格.comの新品価格を参照。型落ちモデルは独自調べの中古価格で扱い、いま同じ機材を入手する場合を想定。価格の項ではディフューザーは除外。機材特定が不可能な回答は無効票にしています。OlympusはすべてOM SYSTEMとして集計。

Q. みんな機材一式にいくら使ってるの。

デビュー時の中央値:5.75万円
現役セットの中央値:28.3万円

調査した2025年5月時点の価格で集計しているため、"デビュー時"は中古価格で算出している機材が多いです。「現在において同じ機材を揃える予算」として参考にしてください。

Q. 機材別の価格は?

・カメラ(中央値)
デビュー:3.45万円
現役  :13.2万円
・レンズ(中央値)
デビュー:4.8万円
現役  :7.4万円
・ストロボ(中央値)
デビュー:3.6万円(有効回答9人)
現役:1.7万円(有効回答25人)

ストロボの導入時期は人それぞれですが、デビュー時から使っていた人は、機材全体に早くから投資している傾向が見られました(=デビュー時にストロボを導入する人は、最初から予算を投入しやすい)。

Q. 人気カメラ メーカー別【ベスト3】

・OM SYSTEM カメラ(32人)
1位(10人):OM-1
1位(10人):OM-D E-M1 Mark II
3位(8人):TG-6

・Nikon カメラ(17人)
1位(3人):Z50
2位(2人):D7100
2位(2人):D5300

・Canon カメラ(15人)
1位(3人):EOS R7
2位(2人):EOS R5 Mark II
2位(2人):EOS 90D

・その他 カメラ(16人)
1位(2人):Sony α6000
1位(2人):Panasonic LUMIX G9M2
1位(2人):RICOH PENTAX K-5 IIs

Q. 人気レンズ メーカー別【ベスト3】

・OM SYSTEM レンズ(26人)
1位(18人):ED 60mm F2.8 Macro
2位(5人):ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
3位(4人):ED 30mm F3.5 Macro
3位(4人):ED 12-40mm F2.8 PRO II
3位(4人):ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

・Nikon レンズ(13人)
1位(4人):AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
2位(2人):AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
2位(2人):NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

・Canon レンズ(9人)
1位(2人):EF100mm F2.8 マクロ USM
1位(2人):RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

・サードパーティ レンズ(21人)
1位(3人):Tamron SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (F017)
1位(3人):Sigma105mm F2.8 DG DN MACRO
1位(3人):LAOWA 50mm F2.8 2X ULTRAMACRO APO
※Tamron 90mm は他モデルF004(1人)と272E(2人)を別枠で集計。→合計6人

・その他メーカー
RICOH ユーザー 3/3人の全員が
"HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW"を使用。
Panasonic ユーザー 3/5人が
"LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. H-X09"を使用。

Q. 人気のストロボは?

・サードパーティ
NEEWER:TT560(3人)
GODOX:MF12、V350O(各4人)

・各メーカー
OM SYSTEM:FL-700WR、FL-LM3、STF-8
Nikon:SB-700、SB-910
Canon:MT-24EX
RICOH:AF540FGZ II

Q. ディフューザーはなに使ってる?

Kenko Tokina 影とりシリーズが圧倒的な人気!ディフューザー利用者の40人中18人(45%)が使用。
針金や3Dプリンタなどで自作するユーザーも8人いました。


第5章:必見!経験者たちのひと言メモ

経験者から皆様への熱いメッセージを頂きました。

メモ1. 今まさに撮ってるお前に伝えたい。

とりあえず撮りまくってから、設定を考えるのが上達の近道か?

動きの少ない虫を撮る人は絞り優先(A)。トンボなど飛ぶ虫を撮る人はシャッタースピード優先(S or T)。ストロボを使うならマニュアル(M)を使っている人が多い印象です。

①虫を見つける。
②撮影するためにカメラのファインダーorモニターを覗く。
③虫がどこにいるか分からなくなる(虫は動いていない)
これマクロ撮影あるあるです。自分が肉眼で見ているところをカメラで狙うって意外と難しい。すぐにフレームにおさめる練習をしておくとスマートな撮影がキメられます。

メモ2. カメラ屋行く前に俺の話を聞いてくれ。

撮影の目的が、作品作りか記録かで手段が変わります。

どのレンズを使っても楽しいですが、デカデカと虫が写った写真に憧れているならマクロは1本持っておきましょう。私はマクロレンズの存在も最短撮影距離の概念も知らずに、レンズキットを購入。標準ズーム片手に森へ行き近接撮影でピントがまったく合わず発狂したのち、その日のうちにマクロレンズを買いました。ちなみに、ここ数年のフォトコンテストでは広角や魚眼で撮影した虫写真への評価が目立ちます。

メモ3. 後悔 ──。お前はまだ遅くない。

切実な叫びが聞けました。

絶対にSDカードとバッテリーは忘れてはいけない。特にバッテリーは出先での購入が困難です。途端にカメラがでかい粗大ゴミになります。出かける前に家のなかで1枚撮っておくことを習慣にするのがオススメです。

メモ4. これは効いた!推しアイテム。

OM SYSTEM(マイクロフォーサーズ)の推しが強い。

バッテリーは互換製品が圧倒的に安いです。私も互換品を使っていますが、たまに使用中のバッテリーが膨張してカメラから抜き取れなくなります。純正が安心。

ストロボの電池にはエネループプロがオススメ。ストロボは一度光らせるとチャージ時間が課されます。圧倒的な電流でその時間を短縮するのがこのエネループプロ。容量も抜群で、野外で電池切れになったことが一度もない優れものです。全機材で最も感動しました(個人の感想です)

メモ5. さぁ一緒に…レッツ虫撮り!!

最高に楽しいぜ!

【おわりに】

悩みに悩みぬいて手にした機材。
想像よりずっと良い写真が撮れる。楽しい。
人生を共に歩く相棒を見つけた気がした。

明日になると、別のレンズも欲しくなる。

頑張って買う。
マクロは買った。望遠ズームも買った。広角もある。
もうこれ以上はなにもらない。
この世の全てが撮れる気がする。

しばらく経つと、別のレンズも欲しくなる。

こんなもんです。
少し悩んだらとりあえず買って使い倒しましょう。

最後に記事の執筆にご協力くださった方々、
SNSでの拡散にご協力くださった皆様、
そして回答を寄せてくださった皆様、
本当にありがとうございました!


【シリーズ】スペシャリストに聞く虫撮りの極意

虫撮影アンケートに協力いただいた経験者たちに、
個別で寄稿・インタビューをお願いしました。

撮影スタイルや愛用機材、虫への思いを深掘りした記事を、順次公開していきます。


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