仏の核実験から50年、補償求めデモ行進 南太平洋タヒチ
【シドニー=共同】フランスが1966年に南太平洋のフランス領ポリネシアで初めて核実験を行ってから50年の2日(日本時間3日)、タヒチ島パペーテで、被ばくした被害者を支援する「ムルロアと私たち」など複数の団体がデモ行進した。島中心部に近い「1966年7月2日広場」で約千人が参加して集会を開き、責任を認め、医療措置や補償を行うよう求めた。
集会で代表のロラン・オルダム氏(65)は「多大な被害への賠償を求め、住民投票の実現を目指す」と訴えた。日本から参加した前広島市長の秋葉忠利氏は「皆さんの目的達成まで共に闘いたい」とあいさつ。取材に「核廃絶に向けた流れがタヒチからできるのではないかと希望を持った」と話した。
1日には公共団体主催で核実験を巡る国際会議も開かれた。実験の影響を否定してきたフランス政府や現地行政府が、被害があったこと自体は認める姿勢に転じてきていることから、健康や環境被害の回復を求めていくことを話し合った。
フランスは66~96年にフランス領のムルロア環礁や周辺で計193回の大気圏と地下の核実験を行った。













