小さな出版社の栄光 西洋史学者・池上俊一
小さな出版社の栄光 西洋史学者・池上俊一
8月末、人文学・歴史学の専門出版社、刀水書房が48年にわたる出版活動に終止符を打った。社長(といっても唯一の編集者でもある)の中村文江さんから「もう続けるのは無理です」とメールをもらったとき、寂しさを覚える一方、その功績は今後も長く記憶されるだろうと強く思った。
百巻を超える「刀水歴史全書」は、歴史・民族・文明を組み合わせ、史料に裏付けられた堅実さと新たな領野を切り開く先鋭性を併せ持つ。2007…

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