ジェットスター労組、22日からストライキ 団体交渉決裂

格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの労働組合は22日から、特定の組合員や部署がストライキをする「指名スト」を実施する方針を決めた。未払い賃金の支払いを巡り会社側と団体交渉を続けてきたが、合意できなかった。ストは来年1月7日までの予定。年末年始の旅行需要に影響する恐れがある。会社側は非組合員などを動員して運休は避けたい考えだ。
ストの対象は、国内線と、国内を出発する国際線とする。便を指定するのではなく、社員個人の時間を指定する部分的なものだ。ストの参加者は計60人。初日は機長3人、副操縦士1人がストをする。2日目以降の詳細は未定という。
ジェットスター労組は時間外労働など一部での給料の未払いを理由に、12月から国内の全職場で休日の予定外勤務といった勤務変更の依頼を拒否していた。組合側の要求が認められない場合、22日から指名ストを実施すると会社側に通告していた。21日夜まで開いた団体交渉でも両者の溝は埋まらなかった。
8月にも、労組は時間外労働など一部での給料の未払いを理由に国内線でストを実施する可能性を会社側に伝えていた。その後の交渉でストは回避されたものの、未払い賃金の算定方法を巡って労使の対立が続いていた。
ジェットスターの国内線は成田国際空港や関西国際空港などに就航する。同社には日本航空(JAL)が50%を、豪カンタス航空グループが33%を出資している。23年6月期の売上高に相当する営業収入は505億円、最終損益は80億円の赤字だった。社員数は23年1月時点で約1000人いる。













