比較表が見づらい原因は、デザインではない
こんにちは。りくです。
比較表を作っていると、途中からどんどん項目が増えていくことがあります。
精度も入れたい。
価格も入れたい。
保守も必要。
導入効果もあった方がいい。
念のため補足も入れておきたい。
こうして丁寧に作ろうとした結果、最終的に「情報は多いのに、何を見ればいいのか分からない表」になることがあります。
比較表が散らかるときは、書き方の問題というより、削らずに足し続けていることが原因になっていることが多いです。
今回は、比較表が見にくくなったときに、最初に見直したい項目を整理してみます。

たとえば、「全部入れてしまった比較表」と「判断に必要な項目だけ残した比較表」を並べると、違いが分かりやすくなります。
比較表は、情報を足すよりも、判断に必要な項目へ絞る方が伝わりやすくなります。
1. 目的に直結しない項目
最初に削りたいのは、この比較表の目的に直結していない項目です。
たとえば、比較表といっても目的はいろいろあります。
競合と比べて自社の優位性を見せたい表
従来品と開発品の改善量を見せたい表
最終候補を選ぶための表
この3つは、同じ比較表でも必要な項目が違います。
競合比較なら、差別化に効く仕様や価格、保守体制が大事になります。
従来品と開発品の比較なら、改善量が見える項目の方が重要になります。
最終選定なら、評価軸や判断基準が必要になります。
つまり、全部を1枚に入れる必要はありません。
まずは、
この表で何を判断してもらいたいのか
に関係ない項目を外すだけでも、かなり見やすくなります。
2. 粒度が揃っていない項目
次に見直したいのが、比較の粒度が揃っていない項目です。
よくあるのが、こういう状態です。
数値項目と感想が混ざる
スペックと運用負荷が同じ並びで置かれている
ある項目だけ異常に細かい
他の項目と比べて、急に抽象的な表現になっている
比較表は、観点が揃っているほど読みやすくなります。
たとえば、導入方式の比較であれば、
初期費用
導入スピード
セキュリティ
カスタマイズ性
拡張性
運用負荷
向いているケース
のように、切り口を揃えた方が読みやすくなります。
国内ベンダーと海外ベンダーを比較する場合も、
価格
導入リードタイム
日本語サポート
法規制対応
カスタマイズ性
グローバル対応
供給安定性
のように、比較する観点をそろえることで、読み手が判断しやすくなります。
逆に、粒度が揃っていない項目は、残していても比較しにくいだけです。
迷ったら、
数値で比べる項目
運用で比べる項目
導入判断で比べる項目
のどこに入るかを見て、浮いているものを一度外した方がまとまりやすいです。
3. “念のため”で入れた補足
比較表が重たくなる原因として意外と多いのが、念のため入れた補足です。
たとえば、
例外条件
細かい前提
補足説明
担当者しか分からない注釈
すべてのケースを説明しようとする文章
こういう情報は、たしかに大事な場合もあります。
ただ、比較表の中に全部入れると、表そのものが弱くなります。
補足が必要なら、
別欄に分ける
注記に回す
別スライドに切り出す
表の下に一言だけ入れる
この方が見やすくなります。
実際に比較表を作るときも、表の本体と「向く場面」「おすすめケース」「留意点」「選定理由」などは分けて考えた方が見やすくなります。
競合比較であれば、比較表の上に「この比較で何を見せたいのか」を置く。
導入方式の比較であれば、表の下に「おすすめケース」を分けて書く。
最終選定の比較であれば、「選定理由」と「次アクション」は表とは別に整理する。
こうすると、比較表の中に全部を詰め込まずに済みます。
比較表が散らかるとき、最初に見直したい3つ
まとめると、比較表が見にくくなったときは、まずこの3つを見直すと整理しやすいです。
目的に直結しない項目
粒度が揃っていない項目
“念のため”で入れた補足
比較表は、情報量が多いほど良くなるわけではありません。
むしろ、読み手が判断しやすい状態に整っているかの方が大事です。
最後に
比較表は、足すより削る方が難しいです。
でも、削る基準が決まると、かなり作りやすくなります。
自分も、比較表を作るときは「何を入れるか」より「何を外すか」の方を意識した方が、結果的に伝わりやすくなることが多いです。
比較表は、見た目よりも「比較軸」と「判断基準」が大事だと感じています。
今後は、仕事でそのまま使いやすい比較表テンプレや、使い分けの考え方も少しずつまとめていく予定です。
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