比較表は、作る前に8割決まる
こんにちは。りくです。
比較表を作ろうとするとき、つい最初にやってしまいがちなのが、
項目を思いつくまま並べることです。
でも実際は、それをやるとかなり高い確率で散らかります。
項目は埋まっているのに、何を伝えたい表なのか分からない。
情報は多いのに、結論が弱い。
比較しているはずなのに、読み手がどこを見ればいいのか分からない。
こういう比較表は、内容が悪いというより、
比較の前提が決まっていないことが多いです。
自分も、比較表は項目数より先に、
まず3つの軸を決めておく方がまとまりやすいと思っています。
今回は、その3つを整理してみます。
1. 何を比べるのかではなく、「何を判断したいのか」を先に決める
比較表を作るとき、最初に考えたいのは
何を並べるかではなく、
この表で何を判断してもらいたいかです。
たとえば、
競合と比べて自社の優位性を見せたいのか
従来品と開発品の改善量を見せたいのか
複数案の中から推奨案を選びたいのか
料金プランの違いを分かりやすく見せたいのか
この目的が違うだけで、比較表の作り方はかなり変わります。
同じ「比較表」でも、
競合比較なら横並びで差を見せる形が向いていますし、
Before/Afterなら改善前後の差分が伝わる構成の方が向いています。
また、意思決定のための比較なら、重み付けや総合評価まで入れた方が強いです。
つまり、比較表は何でも同じ型で作れるわけではなく、
比較の目的に合わせて型を変える必要があるということです。
なので最初の軸は、
この比較表は、何を判断するための表なのか
ここをはっきりさせることだと思います。
2. 「観点」を揃える
次に大事なのが、
何の観点で比べるかを揃えることです。
比較表が見にくくなる一番の原因のひとつが、
観点の粒度がバラバラになることです。
たとえば、
ある列はスペック
ある列は印象
ある列は運用負荷
ある列は価格
ある列はなんとなくの強み
こうなると、表としての土台が揃わないので、読み手も比較しにくくなります。
逆に見やすい比較表は、
「何を比べるか」の観点が先に整理されています。
たとえば、
主要仕様
操作性
保守性
コスト
リードタイム
導入効果
のように、評価の切り口が揃っていると、読み手は迷いません。
ここで大事なのは、観点を増やしすぎないことです。
比較表を丁寧に作ろうとすると、つい項目を足したくなります。
でも、観点が多すぎると、結局どこが重要なのか分からなくなります。
まずは
読み手が知りたいこと
判断に必要なこと
差が出ること
この3つに絞って、観点を整理する方がまとまりやすいです。
3. どこを主役にするか決める
比較表は、ただ並べれば伝わるわけではありません。
同じ情報量でも、
どこを見てほしいかがはっきりしている表の方が強いです。
たとえば、
自社製品を主役にしたいのか
改善効果を主役にしたいのか
推奨案を主役にしたいのか
主力プランを主役にしたいのか
ここが決まると、見せ方も変わります。
主役列を面で強調する。
改善効果だけ色を変える。
推奨候補だけスコアやコメントを付ける。
主力プランだけ見出しや帯を変える。
こうした見せ方は、単なるデザインではなく、
比較表の中での主役を明確にするための工夫だと思っています。
逆に、全部を同じ強さで見せようとすると、
読み手はどこを見ればいいのか分かりません。
比較表は、情報を公平に並べるだけではなく、
読み手にどこを見てほしいかを設計するものでもあります。
なので3つ目の軸は、
この比較表の主役はどこか
これを先に決めておくことです。
比較表を作る前に決めたい3つの軸
まとめると、比較表を作る前にまず決めたいのはこの3つです。
1. 何を判断したいのか
この表の目的を決める
2. 何の観点で比べるのか
比較の切り口を揃える
3. どこを主役にするのか
見せたい差分や結論を明確にする
この3つが決まるだけで、比較表はかなり作りやすくなります。
逆にここが曖昧なまま作り始めると、
途中で項目が増えたり、結論がぼやけたりして、
「埋めたのに伝わらない表」になりやすいです。

最後に
比較表は、見た目を整える前に、
まず比較の軸を整えることが大事だと思っています。
きれいな表を作ることより、
何をどう判断してもらいたいかが伝わる表の方が、仕事では使いやすいです。
このnoteでは、こういう形で
実際に使いやすい比較表の型も、今後少しずつ整理していく予定です。
次回は、今回の続きとして
比較表で項目を増やしすぎないための考え方
あたりも書いてみたいと思います。
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