見出し画像

#32|熱中症で2日入院すると約13万円──エアコンを我慢することは本当に「節約」なのか?

熱中症シリーズ
〜命を守る完全ガイド〜──────────────────────────────────

熱中症から命を守る

知らなかったでは済まされない、
予防・後遺症・暑さに備えるカラダづくり──────────────────────────────────

第4章|熱中症を防ぐ

#32|熱中症で2日入院すると約13万円──エアコンを我慢することは本当に「節約」なのか?──────────────────────────────────

「電氣代がかかるから、できるだけエアコンは使いたくない。」

「まだエアコンをつけるほどではない。」

「窓を開けているから大丈夫。」

「扇風機が回っているから大丈夫。」

「夜になったから、もう暑さは大丈夫。」

家の中にいると、

そんなふうに考えて、

エアコンを使うことをためらってしまうことがあります。

特に、

電氣代が氣になって、

「もう少し我慢しよう。」

と思う人もいるのではないでしょうか。

もちろん、

電氣代は生活にかかわる大切な問題です。

できるだけ無駄な電氣を使いたくない。

そう考えること自体は、おかしなことではありません。

しかし、

命や健康を守るために必要なエアコンまで、我慢してしまったらどうでしょうか。

熱中症は、

少し休めば必ず治るものではありません。

状態によっては、

医療機関を受診し、

点滴などの治療を受け、

さらに重症化すれば、

入院や集中治療が必要になることもあります。

つまり、

エアコンを使うかどうかを考えるとき、

見てほしいのは、

目の前の電氣代だけではありません。

熱中症になれば、

医療費。

仕事を休むことによる影響。

家族の付き添い。

カラダへのダメージ。

そして重症化すれば、

後遺症や命にかかわる可能性まであります。

エアコンを使わないことで節約できるものと、
熱中症になったときに失うかもしれないもの。

一度、

その両方を比べて考えてみてほしいのです。

第3章の#24では、

「家の中だから安全」とは限らず、

室内でも熱中症になることをお伝えしました。

では、

その室内での熱中症を防ぐために、

僕たちは何をすればいいのでしょうか。

今回は、

家の中を「暑さを我慢する場所」ではなく、
「カラダに熱をためない場所」にする方法

を考えていきます。



■|エアコンを使う基準を「まだ我慢できるか」にしない

環境省は、

熱中症対策として、

「電氣代がもったいない」

「まだ大丈夫」

と我慢せず、

夜間や就寝中も含めて、

エアコンを適正に使用するよう呼びかけています。

ここで大切なのは、

「暑くて耐えられなくなったらエアコンをつける」のではない

ということです。

熱中症は、

本人が「もう限界だ」と感じてから始まるわけではありません。

暑い環境にいることで、

カラダの中には少しずつ熱がたまっていきます。

さらに湿度が高ければ、

汗をかいても蒸発しにくくなり、

カラダから熱を逃がしにくくなります。

だからこそ、

エアコンを使う判断基準を、

「まだ我慢できる。」

「自分はそれほど暑く感じていない。」

だけにしないことが大切です。

熱中症予防に必要なのは、暑さに耐えることではありません。

カラダに危険なほど熱がたまる前に、環境を変えることです。

厚生労働省も、

屋内ではエアコンなどで温度を調節し、

室温をこまめに確認することを熱中症予防として示しています。



■|エアコン代を節約して、本当に「節約」になるのか?

ここで、

ぜひ知っておいてほしい数字があります。

2022年に日本災害医学会雑誌に掲載された研究では、

東京都をモデルとして、

高齢者が熱中症で救急搬送され、

2日間入院した場合の医療費と、エアコンを使用した場合の電氣料金

が比較されています。

その研究では、

熱中症で救急搬送され、

2日間の入院治療を受けた場合の医療費は、

1人あたり13万3,498円

と推計されました。

ここでいう約13万円は、

患者本人が窓口で必ず13万円を支払うという意味ではありません。

入院にかかる医療費として推計された金額です。

実際に患者本人が負担する金額は、

年齢や自己負担割合、

高額療養費制度の適用などによって異なります。

また、

実際にかかる医療費そのものも、

治療内容や入院期間などによって変わります。

それでも、

ここで知っておいてほしいのは、

たった2日間の入院でも、医療費全体では約13万円という試算がある

ということです。

では、

エアコンの電氣代はどうだったのでしょうか。

同じ研究では、

2017年の東京で、

WBGT(暑さ指数)が25以上になった時間にエアコンを使用すると仮定した場合、

電氣料金は、

7月で1万2,690円

8月で1万1,475円

と推計されました。

つまり、

この研究の条件では、

暑い時間帯に1か月エアコンを使用する電氣料金が約1万円台。

それに対して、

熱中症で救急搬送され、2日間入院した場合の医療費全体は約13万3,000円。

という試算だったのです。

もちろん、

この研究は2017年の東京の氣象条件と、

当時の電氣料金などを使った推計です。

現在の電氣料金や、

使用するエアコン、

部屋の広さ、

住宅性能、

設定温度、

使用時間などによって、

実際の電氣代は変わります。

それでも、

この数字が教えてくれることがあります。

「電氣代がもったいないからエアコンを使わない」ことが、

必ずしも本当の意味での節約になるとは限らない。

ということです。

実際、この研究でも、

エアコンの電氣料金と熱中症による入院費用を具体的な数字で示すことが、

エアコンの適正使用を考える判断材料になる可能性が指摘されています。



■|しかも、入院が「2日」で終わるとは限らない

先ほど紹介した約13万3,000円という医療費は、

あくまで、

「2日間入院した場合」

の推計です。

しかし、

熱中症で入院した場合、

誰もが2日で退院できるわけではありません。

日本救急医学会の過去の全国調査では、

熱中症で入院した患者では、

2日間の入院が最も多かった一方で、

長期入院となったケースも確認されています。

さらに、

高齢者の熱中症について調べた過去の一つの研究では、

65歳以上の入院患者の平均入院期間が、

27.5日

だったという報告もあります。

同じ研究では、

65歳未満の入院患者の平均入院期間は5.3日で、

高齢者では入院が長期化していました。

もちろん、

これは過去の一研究で報告された数字であり、

現在のすべての高齢者や、

すべての熱中症患者に当てはまるものではありません。

入院期間は、

熱中症の重症度、

年齢、

持病、

発症前の体調、

治療内容などによって大きく変わります。

それでも、

ここで知っておいてほしいのは、

熱中症は、必ずしも数日の治療で終わるとは限らない

ということです。

熱中症が重症化したり、

もともとの持病が悪化したりすれば、

治療や入院が長引く可能性があります。

そして、

入院期間が長くなれば、

負担が増えるのは、

医療費だけではありません。

仕事を休む。

家族が付き添う。

予定していた生活が変わる。

退院しても、

すぐに以前と同じ生活へ戻れるとは限らない。

さらに、

重症熱中症では、

臓器障害や後遺症、

死亡につながることもあります。

だからこそ、

熱中症になってからお金や時間を使うのではなく、

熱中症にならないために、必要なお金と行動を使う。

そんな考え方も、

命を守るためには大切なのではないでしょうか。



■|「設定温度」だけを見て安心しない

「では、エアコンは何℃に設定すればいいの?」

そう思う人もいると思います。

しかし、

ここで注意してほしいことがあります。

エアコンの設定温度と、実際の室温は同じとは限りません。

部屋の広さ。

窓の大きさ。

日当たり。

建物の断熱性。

部屋にいる人数。

湿度。

エアコンの性能。

こうした条件によって、

同じ設定温度でも、

実際の室内環境は変わります。

だから、

「設定温度を○℃にしたから大丈夫。」

と考えるのではなく、

実際の室温や湿度、そしてそこで過ごしている人の状態を見ること

が大切です。

厚生労働省も、

室内では温度や暑さ指数を確認しながら、

エアコンを適切に使うことを勧めています。



■|扇風機やサーキュレーターは、エアコンと上手に組み合わせる

扇風機やサーキュレーターも、

室内の暑さ対策に役立ちます。

ただし、

扇風機は、

エアコンと同じように室温そのものを下げる機械ではありません。

風をつくったり、

室内の空氣を循環させたりする役割があります。

そのため、

部屋そのものがかなり暑くなっているときに、

「扇風機が回っているから大丈夫。」

と考えるのは注意が必要です。

環境省も、

エアコンと扇風機やサーキュレーターの併用を勧めています。

エアコンで室内の温度や湿度を調整し、

扇風機やサーキュレーターで空氣を循環させる。

それぞれの役割を理解して、

上手に組み合わせることが大切です。



■|「部屋を冷やす」だけでなく、「熱を入れない」

室内の熱中症対策では、

エアコンだけに頼る必要はありません。

大切なのは、

そもそも部屋の中に熱を入れ過ぎないことです。

たとえば、

・カーテンを閉める

・遮光カーテンを使う

・すだれやシェードを使う

・直射日光が入る窓を対策する

といった方法があります。

厚生労働省も、

遮光カーテンやすだれを利用して、

直射日光を遮ることを勧めています。

熱を入れない。

熱をためない。

たまった熱を外へ逃がす。

室内の熱中症予防では、

この考え方がとても大切です。



■|夜になっても、熱中症の危険は終わらない

「夜になったから、もう大丈夫。」

そう思って、

寝るときにエアコンを切ってしまう人もいます。

しかし、

昼間に熱をため込んだ建物は、

夜になっても室内が暑いままのことがあります。

さらに、

湿度が高ければ、

カラダから熱を逃がしにくい状態が続きます。

環境省も、

夜間や就寝中を含めてエアコンを適正に使用すること

を呼びかけています。

「夜だから切る。」

「寝るときはエアコンを使わない。」

と決めてしまうのではなく、

寝室の室温や湿度を確認し、

必要であれば、

就寝中もエアコンを使う。

眠っている時間も、カラダは暑さの影響を受けています。

だからこそ、

眠る前に、

安全に眠れる環境をつくっておくことが大切です。



■|高齢者は「本人が暑くないと言っている」だけで判断しない

特に注意してほしいのが、

高齢者です。

#19でもお伝えしたように、

年齢を重ねると、

暑さを感じる力や、

のどの渇きを感じる力、

そしてカラダの熱を外へ逃がす力が低下することがあります。

そのため、

本人が、

「暑くない。」

「エアコンはいらない。」

と言っていても、

それだけで安全とは判断できません。

厚生労働省も、

高齢者は暑さを感じにくいため、

温湿度計やWBGT計などを使って室内環境を確認し、

エアコンを積極的に使用すること、

そして周囲の人が見守りや声かけを行うことを呼びかけています。

離れて暮らしている家族であっても、

「部屋、暑くなっていない?」

「エアコンついてる?」

「水分は飲めてる?」

そんな一言が、

熱中症を防ぐきっかけになることがあります。

本人が我慢できるかではなく、
その環境が安全かどうかを見る。

高齢者を熱中症から守るためには、

周囲の人の目も大切です。



■|エアコンが使えないなら、「その場所に居続けない」という選択肢もある

エアコンが故障した。

停電している。

そもそも家にエアコンがない。

そんな状況もあります。

厚生労働省は、

エアコンが使用できない場合は熱中症リスクが高くなるため、

水分補給、

涼しい服装、

濡れたタオルと風を利用した冷却、

水浴びなどでカラダを冷やすことを勧めています。

しかし、

それでも室内が危険な暑さになっているなら、

その場所で我慢し続けないこと

も大切です。

家族や知人の家。

公共施設。

商業施設。

自治体が指定しているクーリングシェルター。

涼しい環境へ移動するという方法があります。

環境省も、

熱中症特別警戒情報が発表された場合などには、

涼しい環境で過ごすことを基本とし、

必要に応じてクーリングシェルターを利用できることを示しています。

大切なのは、

「自宅にいること」ではありません。

カラダを危険な暑さにさらし続けないことです。



■|今日からできる室内の熱中症対策

今日から、

次のことを確認してみてください。

□ 「電氣代がもったいない」だけを理由に、必要なエアコンまで我慢しない

□ 「まだ我慢できる」を、エアコンを使う基準にしない

□ エアコンの設定温度だけでなく、実際の室温や湿度を確認する

□ 扇風機やサーキュレーターを上手に併用する

□ カーテンやすだれなどを使い、室内に入る熱を減らす

□ 夜間・就寝中も、暑ければエアコンを使う

□ 高齢者や子どもが、涼しい環境で過ごせているか確認する

□ エアコンが使えず危険な暑さなら、涼しい場所へ移動する

そして、

もう一つ。

「エアコン代を払うのはもったいない。」

と思ったときには、

今回紹介した数字を、

少しだけ思い出してみてください。



■|まとめ──エアコン代は「熱中症を防ぐためのお金」

エアコンを使えば、

電氣代はかかります。

だから、

できるだけ節約したい。

そう考えるのは自然なことです。

しかし、

今回紹介した研究では、

暑い時間帯にエアコンを使用した場合の1か月の電氣料金は約1万円台。

一方、

熱中症で救急搬送され、

2日間入院した場合の医療費全体は、

約13万3,000円と推計されていました。

もちろん、

実際の電氣代も、

熱中症になった場合の医療費や自己負担額も、

条件によって変わります。

大切なのは、

金額を単純に比べることではありません。

目の前の電氣代を節約するために、

命や健康を守るために必要なエアコンまで我慢しないことです。

そして、

熱中症になったときに失う可能性があるのは、

お金だけではありません。

仕事。

家族との時間。

いつもの生活。

そして、

自分のカラダや命。

だからこそ、

僕が今回、

一番伝えたいのは、

「エアコンを使いましょう。」

ということだけではありません。

熱中症になってから、お金や時間を使うのではなく、

熱中症にならないために、必要なお金と行動を使う。

それも、

命を守るための大切な熱中症予防です。

「まだ我慢できるか。」

ではなく、

「この環境は安全だろうか。」

を判断の基準にする。

暑さを我慢しないことは、

ぜいたくではありません。

命を守るための行動です。



|次回予告

次回は、

#33|暑い時間を避ける──外出・運動時の熱中症対策

についてお伝えします。

室内では、

エアコンなどを使って、

暑さそのものからカラダを守ることができます。

しかし、

外出や運動では、

同じようにはいきません。

だからこそ、

「どの時間に外へ出るのか。」

「どこで休むのか。」

「今日はやめた方がいいのか。」

という判断が重要になります。

次回は、

外出や運動をするときに、

暑さを避けながらカラダを守る方法を考えていきます。



|参考・出典

環境省「あなたの熱中症対策 本当に大丈夫ですか?」
室内でも熱中症が発生すること、「電氣代がもったいない」「まだ大丈夫」と我慢せず、夜間・就寝中も含めてエアコンを適正に使用すること、扇風機・サーキュレーターとの併用について参考にしました。

厚生労働省「熱中症にならないために 予防の行動」
屋内でのエアコンによる温度調節、遮光カーテン・すだれの利用、室温・WBGTの確認など、室内の熱中症予防策について参考にしました。

厚生労働省「高齢者のための熱中症対策」
エアコンの適切な使用、扇風機等との併用、カーテン・すだれによる日射対策、高齢者への見守りについて参考にしました。

厚生労働省「熱中症対策のための高齢者の見守り・声かけについて」
高齢者では暑さを感じにくくなること、温湿度計やWBGT計を活用した室内環境の確認、エアコンの積極的使用、周囲からの見守り・声かけについて参考にしました。

紅粉美涼・中井寿雄「高齢者の熱中症による入院費用とエアコンの電気料金を用いたエアコン使用促進方法の検討」日本災害医学会雑誌 2022;27:13-17
熱中症で救急搬送され2日間入院した場合の医療費約13万3,498円、2017年東京におけるWBGT25以上の時間にエアコンを使用した場合の電氣料金の推計、ならびに両者の経済的比較について参考にしました。

岩田充永ほか「高齢者熱中症の特徴に関する検討」日本老年医学会雑誌 2008;45:330-334
熱中症で入院した高齢者の入院期間や、自宅内発症、高齢者における長期入院の可能性について参考にしました。

厚生労働省「エアコンが使用できないときの熱中症対策」/環境省「熱中症特別警戒情報とは」
故障・停電などでエアコンを使用できない場合の対応や、涼しい環境・クーリングシェルターへの移動について参考にしました。


※本記事の内容は、執筆時点で公的機関が公表している情報をもとに作成しています。熱中症の危険度や必要な対応は、年齢・持病・服薬状況・その日の体調・生活環境などによって異なります。体調に異変がある場合や判断に迷う場合は、自己判断だけで済ませず、医療機関や専門家へ相談してください。



|関連記事

#24|家の中なら大丈夫?──室内でも熱中症になる理由

「家の中にいれば熱中症にはならない」と思っていませんか?

熱中症は炎天下だけでなく、室温や湿度が高く、カラダに熱がたまりやすい室内でも起こります。

今回の記事とあわせて、まずは「なぜ家の中でも熱中症になるのか」を知っておいてください。

▶︎ #24の記事はこちら

#19|高齢者はなぜ熱中症になりやすい?──加齢による変化を知る

高齢になると、暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど、熱中症の危険に自分で氣づきにくくなることがあります。

「本人が暑くないと言っているから大丈夫」と判断しないためにも、高齢者特有のリスクを知っておいてください。

▶︎ #19の記事はこちら



「Online Program 呼吸と姿勢」のご案内

|暑さから命を守るために、環境とカラダの両方を整える

熱中症を防ぐためには、

エアコンを使う。

水分を補給する。

暑い時間を避ける。

といった環境や行動の対策が欠かせません。

そしてもう一つ、

日頃から自分のカラダと向き合い、

体調の変化に氣づき、

その日の状態に合わせて行動を変えられることも大切です。

「Online Program 呼吸と姿勢」では、

呼吸と姿勢を軸に、

毎日の生活の中で自分のカラダを整える習慣をつくっています。

熱中症対策も、

特別な日のためだけではなく、

毎日のカラダづくりから。

▶︎「Online Program 呼吸と姿勢」の詳細はこちら



|シリーズ一覧

第1章|熱中症の正体を知る(全9記事・公開済)

「熱中症とは何か」から始まり、体温調節の仕組み、発症メカニズム、重症化する理由まで、熱中症の本質を体系的に学べる章です。

第1章|熱中症の正体を知る

🟠 #0|なぜ今、熱中症を学ばなければならないのか
熱中症を今学ぶ必要性と、本シリーズを通して身につけてほしい知識と行動について解説しています。

🟠 #1|熱中症とは何か──まず知っておきたい基本

熱中症の定義と、体温調節が破綻することで起こる病態の基本を解説しています。

🟠 #2|熱中症を防ぐ体温調節の仕組み──人はなぜ体温を保てるのか

人間が体温を一定の範囲に保つために働く、汗や皮膚血流などの体温調節機能を解説しています。

🟠 #3|熱中症はどう起こる?──カラダの中で起きていること

熱中症が発症するまでに、熱・血液・水分・脳や臓器にどのような変化が起きるのかを解説しています。

🟠 #4|熱中症は誰でもなる──「自分は大丈夫」が一番危ない

年齢や体力に関係なく、誰にでも熱中症が起こる可能性がある理由を解説しています。

🟠 #5|熱中症は予防できる──起きる前の判断が命を守る

熱中症を防ぐために必要な基本的な考え方と、早い段階で行動を変える重要性を解説しています。

🟠 #6|熱中症になると何が起こる?──全身に及ぶ影響

熱中症が進行したとき、脳・心臓・血管・腎臓・筋肉・肝臓・血液凝固など、全身へどのような影響が及ぶのかを解説しています。

🟠 #7|熱中症が命を奪う理由──死亡と後遺症を防ぐために

熱中症が重症化すると、なぜ死亡や後遺症につながることがあるのか。命を守るために知っておきたい危険性と、早期対応の重要性を解説しています。

🟠 #8|第1章まとめ──熱中症を正しく知ることが命を守る第一歩

熱中症の仕組みや危険性など、第1章で学んだ大切なポイントを整理した記事です。



第2章|熱中症の症状を知る

熱中症では、どのような症状が現れるのか。

初期症状から重症化のサイン、受診の判断まで、熱中症を見逃さず、命を守るために知っておきたい症状と対応を学ぶ章です。

🔵 #9|熱中症ではどんな症状が出る?──見逃してはいけないサイン

熱中症では、軽い異変から命に関わる症状まで、さまざまなサインが現れます。症状全体を俯瞰し、第2章で何を学ぶのかをわかりやすく解説しています。

🔵 #10|これって熱中症?──最初に現れやすい初期症状

めまい、立ちくらみ、大量の発汗、こむら返り、頭痛、吐き氣、倦怠感など、熱中症の初期に現れやすい症状と、「まだ大丈夫」と見過ごさず早めに氣づくことの重要性を解説しています。

🔵 #11|熱中症の危険なサインを見逃さない──重症化を疑う症状

意識がおかしい、呼びかけへの反応が鈍い、まっすぐ歩けない、けいれん、高体温など、熱中症の重症化を疑う危険なサインと、迷わず救急要請につなげることの重要性を解説しています。

🔵 #12|熱中症では汗はどう変わる?──汗が出ない・汗が止まらないとき

大量の汗や、暑いのに汗が出にくい状態など、熱中症で見られる汗の変化と、汗だけでは重症度を判断できない理由を解説しています。

🔵 #13|熱中症?それとも別の病氣?──見分けるときの考え方

熱中症と似た症状を示す病氣もあります。熱中症を疑うことは大切ですが、思い込みによって重大な病氣を見逃さないための考え方を解説します。

🔵 #14|この症状、大丈夫?──熱中症の重症度を見極める考え方

熱中症のⅠ度からⅣ度までの重症度分類と、症状や全身状態の変化を見ながら、必要な対応を考えるための重症度の考え方を解説しています。

🔵 #15|病院へ行く?救急車を呼ぶ?──熱中症での受診判断基準

熱中症が疑われたとき、病院を受診するタイミングや救急車を呼ぶ判断基準について解説しています。意識や反応、水分摂取の可否、症状の改善など、命を守るために知っておきたい受診判断のポイントを学べます。

🔵 #16|少し良くなっても油断しない──熱中症はその後の見守りも大切

熱中症では、症状が軽くなっても安心とは限りません。改善後も見守るべきポイントや、無理に活動を再開しないことの大切さについて解説しています。

🔵 #17|第2章まとめ──熱中症の症状を知ることが命を守る

熱中症の初期症状や危険なサイン、重症度、受診判断、改善後の見守りなど、第2章で学んだ大切なポイントを整理し、異変に早く氣づき、必要な行動につなげるための考え方をまとめています。



第3章|熱中症になりやすい人・環境を知る

熱中症は誰にでも起こる可能性がありますが、その危険性は年齢、体調、持病、生活環境、活動内容などによって変わります。

第3章では、「危険な人」を決めつけるのではなく、どんな危険な条件が重なっているのかを見て、熱中症になる前に危険を予測する力を身につけていきます。

🟢 #18|熱中症はどんな人がなりやすい?──リスクを知ることが予防の第一歩

熱中症のなりやすさは、年齢や体調、生活環境、活動内容などによって変わります。「危険な人」ではなく「危険な条件が重なっていないか」という、第3章全体の土台となる考え方を解説しています。

🟢 #19|高齢者はなぜ熱中症になりやすい?──加齢による変化を知る

加齢によって、暑さやのどの渇きを感じにくくなり、体温調節機能なども変化します。高齢者が熱中症になりやすい理由と、本人の感覚だけに頼らず、周囲が見守ることの大切さを解説しています。

🟢 #20|こんなに氣をつけているのに、なぜ子どもが熱中症になるのか?

帽子や水分補給などに氣をつけていても、子どもが熱中症になることがあります。子ども特有のカラダや行動の特徴と、周囲の大人がさらに一歩先回りして守るために知っておきたいことを解説しています。

🟢 #21|若くて元氣でも、なぜ熱中症になる?──仕事・スポーツに潜む危険

若くて健康で体力があっても、仕事やスポーツではカラダ自身が熱をつくり、無理を続けることで熱中症になることがあります。「まだ動ける=大丈夫」ではない理由と、限界になる前に止まる判断の大切さを解説しています。

🟢 #22|持病や薬だけじゃない──熱中症リスクを高めるカラダの状態

持病や服用している薬だけでなく、身体機能や認知機能、自分で水分を取れるか、暑さを避けられるかといった状態も熱中症リスクに関係します。本人任せにせず、その人が自分で暑さから身を守れる状態なのかを見ることの大切さを解説しています。

🟢 #23|氣温がそれほど高くなくても危険?──湿度が熱中症リスクを高める理由

熱中症の危険は、氣温だけでは判断できません。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、カラダから熱を逃がしにくくなります。蒸し暑い日や梅雨の時期にも注意が必要な理由と、「氣温+湿度」で危険を見る大切さを解説しています。

🟢 #24|家の中なら大丈夫?──室内でも熱中症になる理由

熱中症は炎天下だけでなく、室温や湿度が高く、熱を逃がしにくい室内でも起こります。夜間やエアコンを使わない環境にも注意が必要な理由と、「家の中=安全」と決めつけず、室内環境を確認する大切さを解説しています。

🟢 #25|同じ氣温でも危険度は違う──屋外では何が熱中症リスクを高める?

同じ氣温でも、直射日光、地面からの照り返し、風、時間帯、休憩できる場所などによって、カラダが受ける暑さは変わります。氣温だけで安全を判断せず、「今いる環境」を見て危険を予測する大切さを解説しています。

🟢 #26|寝不足・疲労・発熱・下痢・飲酒──熱中症リスクを高める「その日の体調」

昨日は大丈夫だった暑さでも、寝不足、疲労、発熱、下痢や嘔吐、前日の飲酒など、その日の体調によって熱中症リスクは変わります。暑さだけでなく「今日の自分」を確認し、いつもと違う日は行動を変える大切さを解説しています。

🟢 #27|危険は一つじゃない──熱中症は「リスクの重なり」で起こりやすくなる

熱中症の危険は、年齢、環境、体調、活動など、一つの要因だけで決まるわけではありません。複数のリスクが重なることで、いつもなら問題なく過ごせるような状況でも、熱中症の危険が高まることがあります。「人・環境・体調・活動」の4つの視点から、その日の危険を総合的に見る大切さを解説しています。

🟢 #28|第3章まとめ──危険を予測できれば熱中症は防ぎやすくなる

年齢、カラダの状態、その日の体調、室内・屋外の環境、活動内容など、第3章で学んだ熱中症リスクを整理します。一つの条件だけで「大丈夫」と判断せず、「人・体調・環境・活動」を総合的に見て、症状が出る前に危険を予測するための考え方をまとめています。



第4章|熱中症を防ぐ

熱中症の危険を知るだけでは、命を守ることはできません。
第4章では、水分・塩分補給、室内・屋外での対策、暑熱順化、体調管理、冷却グッズ、暑さ指数(WBGT)など、熱中症を防ぐために知っておきたい具体的な予防法を学びます。
第3章で身につけた「危険を予測する力」を、実際に命を守る行動へ変えていく章です。

🟣 #29|熱中症予防の基本──まず押さえたい5つの原則

熱中症予防は、水分補給など一つの対策だけで十分とは限りません。暑さを避ける、水分を補給する、必要に応じて塩分・電解質を補う、暑さにカラダを慣らす、その日の体調に合わせて行動を変える──熱中症を防ぐために押さえておきたい5つの基本を解説しています。

🟣 #30|水分補給、これで大丈夫?──熱中症を防ぐ正しい水分補給の考え方

熱中症予防では、ただ水を飲めばいいわけではありません。必要な水分量の考え方、のどが渇く前からこまめに補うこと、カフェインを含む飲み物やアルコールとの付き合い方など、「いつ・どれくらい・何を飲むか」という正しい水分補給の考え方を解説しています。

🟣 #31|熱中症予防に塩分はどれくらい必要?──電解質補給の基本

熱中症予防では、ただ塩分を増やせばいいわけではありません。大量に汗をかいたときの塩分・電解質補給の考え方や、スポーツドリンクと経口補水液の違い、脱水が疑われるときの経口補水液の使い方と備えについて解説しています。

🟣 #32|熱中症で2日入院すると約13万円──エアコンを我慢することは本当に「節約」なのか?(今回の記事)

電氣代を氣にしてエアコンを我慢することが、かえって大きな負担につながることがあります。熱中症による入院医療費とエアコンの電氣料金を比較した研究をもとに、「我慢=節約」とは限らない理由と、室内で熱中症を防ぐための具体的な環境づくりを解説しています。

いいなと思ったら応援しよう!

BODY Change ブレスマスター 矢川 純 最後まで読んで頂き、有難うございます。チップは必要ありません。これからもあなたがSHP(超健康体)になるための記事を全力で執筆しますので、実践”して超元氣になって下さい!良い記事には「スキ」や「シェア」をお願いします^^