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#39|熱中症、どう冷やせばいい?──命を守る効果的な冷却方法

熱中症シリーズ
〜命を守る完全ガイド〜──────────────────────────────────

熱中症から命を守る

知らなかったでは済まされない、
予防・後遺症・暑さに備えるカラダづくり──────────────────────────────────

第5章|もし熱中症になったら

#39|熱中症、どう冷やせばいい?──命を守る効果的な冷却方法──────────────────────────────────

「熱中症かもしれない。」

そう氣づいたとき、
命を守るために、できるだけ早く始めたい対応があります。

それが、
カラダを冷やすことです。

熱中症では、

カラダの中にたまった熱をうまく外へ逃がせなくなり、

体温が上がっていくことがあります。

その状態が続けば、

脳や臓器にも影響が及ぶ可能性があります。

だからこそ、

熱中症が疑われる人のカラダが熱く、

重い症状があるときには、

「病院に着いてから冷やせばいい」のではなく、できるだけ早く冷却を始めることが大切です。

救急車を呼んだあとも、

ただ到着を待つのではありません。

できる範囲で、

その場から冷却を続けます。

今回は、

熱中症が疑われたとき、

どこを、どうやって冷やせばいいのか。

命を守るために知っておきたい、

冷却の基本を整理します。



■|熱中症では「熱を外へ逃がす」ことが大切

前回の#38では、

熱中症が疑われたら、

まず意識や呼びかけへの反応を確認し、

涼しい場所へ移動させ、

できるだけ早く応急処置を始めることをお伝えしました。

その次に大切になるのが、

カラダにたまった熱を外へ逃がすことです。

熱中症では、

暑さや運動などによってカラダに入る熱、

カラダの中で生み出される熱に対して、

汗や皮膚の血流による放熱が追いつかなくなることがあります。

すると、

熱がカラダの中にたまり続けます。

だから冷却では、

ただ「冷たいものを当てる」ことだけを考えるのではありません。

カラダ全体から、できるだけ効率よく熱を逃がす。

この考え方が大切です。



■|まず、衣服をゆるめて熱を逃がしやすくする

涼しい場所へ移動したら、

ベルトやボタンなどをゆるめ、

できる範囲で衣服をゆるめたり脱がせたりします。

服に覆われたままでは、

皮膚から熱を逃がしにくくなるからです。

ただし、

人目のある場所では、

本人のプライバシーにも配慮しながら行います。

そして、

衣服をゆるめたら、

皮膚から熱を逃がしていきます。



■|皮膚を濡らし、風を当てる

現場で行いやすい冷却方法の一つが、

皮膚を水で濡らして、風を当てる方法です。

霧吹き。

濡れたタオル。

水。

などを使って皮膚を濡らし、

うちわや扇風機などで風を送ります。

これは、

皮膚についた水が蒸発するときに、

カラダの熱を奪う仕組みを利用した方法です。

汗が蒸発するとカラダが冷えるのと、

基本的には同じ考え方です。

ここで大切なのは、

一部分だけではなく、できるだけ広い範囲から熱を逃がすこと。

腕。

脚。

胸。

背中。

など、

可能な範囲で皮膚を濡らしながら風を当てます。

「首だけ冷やしているから大丈夫。」

ではありません。

カラダ全体から、

熱を逃がすことを考えます。



■|氷や保冷剤も活用する

氷のうや保冷剤などがあれば、

冷却に活用できます。

よく知られているのが、

・首まわり
・脇の下
・脚の付け根

などを冷やす方法です。

このような場所には比較的大きな血管が通っているため、

冷却する方法の一つとして使われます。

ただし、

ここで知っておいてほしいことがあります。

「首・脇・脚の付け根だけを冷やせば十分」という意味ではありません。

熱中症で重要なのは、

カラダ全体にたまった熱を、

できるだけ早く外へ逃がすことです。

氷や保冷剤による局所的な冷却は、

皮膚を濡らして風を当てる方法などと組み合わせながら使います。

また、

氷や保冷剤を長時間直接皮膚へ当て続けると、

皮膚を傷めることがあります。

タオルなどで包むなど、

皮膚の状態も確認しながら使います。



■|「冷たいものを当てた」だけで安心しない

熱中症の冷却で注意したいのが、

冷却しているつもりになってしまうことです。

首に冷却グッズをつけた。

額に冷たいタオルを置いた。

保冷剤を脇に挟んだ。

もちろん、

こうした方法も、

カラダを冷やす方法の一つです。

しかし、

重い熱中症が疑われる状態では、

それだけで十分とは限りません。

特に、

呼びかけへの反応がおかしい。

意識がはっきりしない。

けいれんしている。

明らかにカラダが熱い。

といった状態では、

「どこか一か所を冷やせば大丈夫」と考えず、カラダ全体からできるだけ早く熱を逃がすことを意識します。

大切なのは、

「どこを冷やしたか」だけではありません。

カラダにたまった熱を、できるだけ早く外へ逃がすこと。

それが、

熱中症でカラダを冷やすときの基本的な考え方です。



■|重い熱中症では「時間」が重要になる

日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン2024」でも、

重い熱中症では、

点滴などの治療だけでなく、

積極的にカラダを冷却する
「Active Cooling」を早く始めることが重要
とされています。

つまり、

重い熱中症では、

どれだけ早く体温を下げ始められるかが重要です。

「救急車を呼んだから、あとは何もしなくていい。」

ではありません。

救急隊が到着するまでの時間も、

冷却できる時間です。

安全を確認しながら、

救急要請と並行して、

冷却を続けます。



■|冷水にカラダをつけて冷やす方法もある

スポーツ現場などでは、

重い労作性熱中症に対して、

カラダを冷水につけて冷やす「冷水浸漬法(Cold Water Immersion)」

が用いられることがあります。

冷水にカラダをつけることで、

カラダの広い範囲から熱を奪うことができるため、

重い労作性熱中症に対する強力な冷却方法の一つです。

ただし、

一般家庭や街中などでは、

冷水にカラダをつけられる設備がないことも多く、

誰でも、どのような状況でも行える方法ではありません。

また、

意識状態が悪い人を水の中へ入れる場合には、

溺水などの危険にも十分な注意が必要です。

そのため、

この記事を読んだからといって、

熱中症が疑われたら、誰でも必ず冷水へ入れればよい、ということではありません。

大切なのは、

冷水浸漬法ができるかどうかではなく、

その場で安全にできる方法を使って、できるだけ早くカラダから熱を逃がし始めることです。

衣服をゆるめる。

皮膚を濡らす。

風を当てる。

氷や保冷剤を活用する。

そして、

必要な場合は救急要請を行いながら、

冷却を続ける。

「特別な冷却方法ができないから何もしない」のではなく、今できる冷却をすぐに始める。

その判断が大切です。



■|冷却しながら、状態を見続ける

冷却を始めたあとも、

その人から目を離さないことが大切です。

呼びかけへの反応はどうか。

意識ははっきりしているか。

呼吸の状態に変化はないか。

症状が悪化していないか。

冷やしたことで安心するのではなく、

冷却しながら、その人の状態を見続けます。

熱中症は、

短時間で状態が変化することがあります。

「さっきより少し良さそう。」

というだけで、

冷却や見守りをすぐにやめないことも大切です。



■|まとめ──「救急車を待つ時間」も、命を守る時間

熱中症では、

カラダに熱がたまり続けることで、

状態が悪化することがあります。

だから、

熱中症が疑われたら、

涼しい場所へ移動させるだけで終わらず、

必要に応じて、

できるだけ早くカラダから熱を逃がし始めることが大切です。

そのために、

衣服をゆるめる。

皮膚を濡らす。

風を当てる。

氷や保冷剤を活用する。

大切なのは、

「首を冷やした。」

「脇を冷やした。」

というように、

どこを冷やしたかだけで安心しないことです。

熱中症の冷却で考えたいのは、

カラダ全体から、できるだけ早く熱を逃がすこと。

そして、

冷却を始めたあとも、

その人から目を離さず、

意識や呼吸、症状の変化を見続けます。

特に、

重い熱中症が疑われるときは、

「救急車が来てから冷やす」のではありません。

救急車を待っている時間も、

命を守るためにできることがあります。

救急要請と並行して、

その場でできる冷却を続ける。

熱中症では、

何を知っているかだけでは、

命は守れません。

その場で、

行動できるかどうかです。

冷やすべきときに、迷わず冷やす。

そして、

「冷やす場所」だけを覚えるのではなく、「カラダにたまった熱を逃がす」と考える。

それが、

熱中症から命を守るために、

覚えておいてほしい冷却の基本です。



|次回予告

次回は、

#40|水を飲ませてもいい?──水分補給の判断と注意点

です。

熱中症というと、

「とにかく水を飲ませなければ。」

と思うかもしれません。

しかし、

熱中症では、水を飲ませればいいとは限りません。

では、

どんなときなら飲ませてもいいのか。

どんなときは飲ませてはいけないのか。

次回は、

熱中症が疑われたときの、安全な水分補給の判断

についてお伝えします。



|参考・出典

日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン2024」
重症熱中症におけるActive Coolingの重要性、冷水浸水、蒸散冷却、局所冷却などの冷却方法、および特定の冷却法だけを一律に推奨していない点を参考にしました。

環境省「熱中症環境保健マニュアル」
熱中症が疑われた際の応急処置として、涼しい場所への移動、衣服をゆるめる・脱がせること、身体を冷却することなどを参考にしました。


※本記事は、熱中症について一般の方が理解し、適切な行動につなげるための情報をまとめたものです。症状が重い場合、意識や反応に異常がある場合、判断に迷う場合は、自己判断だけで対応せず、速やかに救急要請や医療機関への相談につなげてください。



|関連記事

今回の記事では、

熱中症が疑われたときの「冷却」に焦点を当てました。

その前に、

「熱中症かもしれない」と氣づいたとき、

まず何を確認し、

どのような順番で行動すればいいのか。

初期対応の流れについては、

こちらの記事で詳しく解説しています。

🔴 #38|熱中症が疑われたら最初にすること──命を守る応急処置

また、

ネッククーラーや冷却タオル、携帯扇風機など、

熱中症になる前に使う冷却グッズについては、

こちらの記事で解説しています。

🟣 #36|熱中症対策、冷却グッズだけで大丈夫?──上手な活用方法と注意点



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|シリーズ一覧

第1章|熱中症の正体を知る(全9記事・公開済)

「熱中症とは何か」から始まり、体温調節の仕組み、発症メカニズム、重症化する理由まで、熱中症の本質を体系的に学べる章です。

第1章|熱中症の正体を知る

🟠 #0|なぜ今、熱中症を学ばなければならないのか

熱中症を今学ぶ必要性と、本シリーズを通して身につけてほしい知識と行動について解説しています。

🟠 #1|熱中症とは何か──まず知っておきたい基本

熱中症の定義と、体温調節が破綻することで起こる病態の基本を解説しています。

🟠 #2|熱中症を防ぐ体温調節の仕組み──人はなぜ体温を保てるのか

人間が体温を一定の範囲に保つために働く、汗や皮膚血流などの体温調節機能を解説しています。

🟠 #3|熱中症はどう起こる?──カラダの中で起きていること

熱中症が発症するまでに、熱・血液・水分・脳や臓器にどのような変化が起きるのかを解説しています。

🟠 #4|熱中症は誰でもなる──「自分は大丈夫」が一番危ない

年齢や体力に関係なく、誰にでも熱中症が起こる可能性がある理由を解説しています。

🟠 #5|熱中症は予防できる──起きる前の判断が命を守る

熱中症を防ぐために必要な基本的な考え方と、早い段階で行動を変える重要性を解説しています。

🟠 #6|熱中症になると何が起こる?──全身に及ぶ影響

熱中症が進行したとき、脳・心臓・血管・腎臓・筋肉・肝臓・血液凝固など、全身へどのような影響が及ぶのかを解説しています。

🟠 #7|熱中症が命を奪う理由──死亡と後遺症を防ぐために

熱中症が重症化すると、なぜ死亡や後遺症につながることがあるのか。命を守るために知っておきたい危険性と、早期対応の重要性を解説しています。

🟠 #8|第1章まとめ──熱中症を正しく知ることが命を守る第一歩

熱中症の仕組みや危険性など、第1章で学んだ大切なポイントを整理した記事です。



第2章|熱中症の症状を知る

熱中症では、どのような症状が現れるのか。

初期症状から重症化のサイン、受診の判断まで、熱中症を見逃さず、命を守るために知っておきたい症状と対応を学ぶ章です。

🔵 #9|熱中症ではどんな症状が出る?──見逃してはいけないサイン

熱中症では、軽い異変から命に関わる症状まで、さまざまなサインが現れます。症状全体を俯瞰し、第2章で何を学ぶのかをわかりやすく解説しています。

🔵 #10|これって熱中症?──最初に現れやすい初期症状

めまい、立ちくらみ、大量の発汗、こむら返り、頭痛、吐き氣、倦怠感など、熱中症の初期に現れやすい症状と、「まだ大丈夫」と見過ごさず早めに氣づくことの重要性を解説しています。

🔵 #11|熱中症の危険なサインを見逃さない──重症化を疑う症状

意識がおかしい、呼びかけへの反応が鈍い、まっすぐ歩けない、けいれん、高体温など、熱中症の重症化を疑う危険なサインと、迷わず救急要請につなげることの重要性を解説しています。

🔵 #12|熱中症では汗はどう変わる?──汗が出ない・汗が止まらないとき

大量の汗や、暑いのに汗が出にくい状態など、熱中症で見られる汗の変化と、汗だけでは重症度を判断できない理由を解説しています。

🔵 #13|熱中症?それとも別の病氣?──見分けるときの考え方

熱中症と似た症状を示す病氣もあります。熱中症を疑うことは大切ですが、思い込みによって重大な病氣を見逃さないための考え方を解説します。

🔵 #14|この症状、大丈夫?──熱中症の重症度を見極める考え方

熱中症のⅠ度からⅣ度までの重症度分類と、症状や全身状態の変化を見ながら、必要な対応を考えるための重症度の考え方を解説しています。

🔵 #15|病院へ行く?救急車を呼ぶ?──熱中症での受診判断基準

熱中症が疑われたとき、病院を受診するタイミングや救急車を呼ぶ判断基準について解説しています。意識や反応、水分摂取の可否、症状の改善など、命を守るために知っておきたい受診判断のポイントを学べます。

🔵 #16|少し良くなっても油断しない──熱中症はその後の見守りも大切

熱中症では、症状が軽くなっても安心とは限りません。改善後も見守るべきポイントや、無理に活動を再開しないことの大切さについて解説しています。

🔵 #17|第2章まとめ──熱中症の症状を知ることが命を守る

熱中症の初期症状や危険なサイン、重症度、受診判断、改善後の見守りなど、第2章で学んだ大切なポイントを整理し、異変に早く氣づき、必要な行動につなげるための考え方をまとめています。



第3章|熱中症になりやすい人・環境を知る

熱中症は誰にでも起こる可能性がありますが、その危険性は年齢、体調、持病、生活環境、活動内容などによって変わります。

第3章では、「危険な人」を決めつけるのではなく、どんな危険な条件が重なっているのかを見て、熱中症になる前に危険を予測する力を身につけていきます。

🟢 #18|熱中症はどんな人がなりやすい?──リスクを知ることが予防の第一歩

熱中症のなりやすさは、年齢や体調、生活環境、活動内容などによって変わります。「危険な人」ではなく「危険な条件が重なっていないか」という、第3章全体の土台となる考え方を解説しています。

🟢 #19|高齢者はなぜ熱中症になりやすい?──加齢による変化を知る

加齢によって、暑さやのどの渇きを感じにくくなり、体温調節機能なども変化します。高齢者が熱中症になりやすい理由と、本人の感覚だけに頼らず、周囲が見守ることの大切さを解説しています。

🟢 #20|こんなに氣をつけているのに、なぜ子どもが熱中症になるのか?

帽子や水分補給などに氣をつけていても、子どもが熱中症になることがあります。子ども特有のカラダや行動の特徴と、周囲の大人がさらに一歩先回りして守るために知っておきたいことを解説しています。

🟢 #21|若くて元氣でも、なぜ熱中症になる?──仕事・スポーツに潜む危険

若くて健康で体力があっても、仕事やスポーツではカラダ自身が熱をつくり、無理を続けることで熱中症になることがあります。「まだ動ける=大丈夫」ではない理由と、限界になる前に止まる判断の大切さを解説しています。

🟢 #22|持病や薬だけじゃない──熱中症リスクを高めるカラダの状態

持病や服用している薬だけでなく、身体機能や認知機能、自分で水分を取れるか、暑さを避けられるかといった状態も熱中症リスクに関係します。本人任せにせず、その人が自分で暑さから身を守れる状態なのかを見ることの大切さを解説しています。

🟢 #23|氣温がそれほど高くなくても危険?──湿度が熱中症リスクを高める理由

熱中症の危険は、氣温だけでは判断できません。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、カラダから熱を逃がしにくくなります。蒸し暑い日や梅雨の時期にも注意が必要な理由と、「氣温+湿度」で危険を見る大切さを解説しています。

🟢 #24|家の中なら大丈夫?──室内でも熱中症になる理由

熱中症は炎天下だけでなく、室温や湿度が高く、熱を逃がしにくい室内でも起こります。夜間やエアコンを使わない環境にも注意が必要な理由と、「家の中=安全」と決めつけず、室内環境を確認する大切さを解説しています。

🟢 #25|同じ氣温でも危険度は違う──屋外では何が熱中症リスクを高める?

同じ氣温でも、直射日光、地面からの照り返し、風、時間帯、休憩できる場所などによって、カラダが受ける暑さは変わります。氣温だけで安全を判断せず、「今いる環境」を見て危険を予測する大切さを解説しています。

🟢 #26|寝不足・疲労・発熱・下痢・飲酒──熱中症リスクを高める「その日の体調」

昨日は大丈夫だった暑さでも、寝不足、疲労、発熱、下痢や嘔吐、前日の飲酒など、その日の体調によって熱中症リスクは変わります。暑さだけでなく「今日の自分」を確認し、いつもと違う日は行動を変える大切さを解説しています。

🟢 #27|危険は一つじゃない──熱中症は「リスクの重なり」で起こりやすくなる

熱中症の危険は、年齢、環境、体調、活動など、一つの要因だけで決まるわけではありません。複数のリスクが重なることで、いつもなら問題なく過ごせるような状況でも、熱中症の危険が高まることがあります。「人・環境・体調・活動」の4つの視点から、その日の危険を総合的に見る大切さを解説しています。

🟢 #28|第3章まとめ──危険を予測できれば熱中症は防ぎやすくなる

年齢、カラダの状態、その日の体調、室内・屋外の環境、活動内容など、第3章で学んだ熱中症リスクを整理します。一つの条件だけで「大丈夫」と判断せず、「人・体調・環境・活動」を総合的に見て、症状が出る前に危険を予測するための考え方をまとめています。



第4章|熱中症を防ぐ

熱中症の危険を知るだけでは、命を守ることはできません。
第4章では、水分・塩分補給、室内・屋外での対策、暑熱順化、体調管理、冷却グッズ、暑さ指数(WBGT)など、熱中症を防ぐために知っておきたい具体的な予防法を学びます。
第3章で身につけた「危険を予測する力」を、実際に命を守る行動へ変えていく章です。

🟣 #29|熱中症予防の基本──まず押さえたい5つの原則

熱中症予防は、水分補給など一つの対策だけで十分とは限りません。暑さを避ける、水分を補給する、必要に応じて塩分・電解質を補う、暑さにカラダを慣らす、その日の体調に合わせて行動を変える──熱中症を防ぐために押さえておきたい5つの基本を解説しています。

🟣 #30|水分補給、これで大丈夫?──熱中症を防ぐ正しい水分補給の考え方

熱中症予防では、ただ水を飲めばいいわけではありません。必要な水分量の考え方、のどが渇く前からこまめに補うこと、カフェインを含む飲み物やアルコールとの付き合い方など、「いつ・どれくらい・何を飲むか」という正しい水分補給の考え方を解説しています。

🟣 #31|熱中症予防に塩分はどれくらい必要?──電解質補給の基本

熱中症予防では、ただ塩分を増やせばいいわけではありません。大量に汗をかいたときの塩分・電解質補給の考え方や、スポーツドリンクと経口補水液の違い、脱水が疑われるときの経口補水液の使い方と備えについて解説しています。

🟣 #32|熱中症で2日入院すると約13万円──エアコンを我慢することは本当に「節約」なのか?

電氣代を氣にしてエアコンを我慢することが、かえって大きな負担につながることがあります。熱中症による入院医療費とエアコンの電氣料金を比較した研究をもとに、「我慢=節約」とは限らない理由と、室内で熱中症を防ぐための具体的な環境づくりを解説しています。

🟣 #33|暑さを避けられない日はどうする?──外出・運動時の熱中症対策

暑さを避けることは大切ですが、仕事や学校、通勤・通学など、どうしても外に出なければならない日もあります。避けられる暑さは避け、避けられないときは日差し、休憩、水分補給、活動量、体調など複数の対策を重ねて、カラダが受ける熱と負担を減らす方法を解説しています。

🟣 #34|そのカラダ、暑さに慣れていますか?──熱中症を防ぐ「暑熱順化」

暑熱順化とは、カラダが少しずつ暑さへ適応していくことです。しかし、一度暑さに慣れても、その状態がずっと続くとは限りません。暑熱順化の仕組みと、暑くなる前からカラダを準備する方法、涼しい期間のあとに再び暑くなったときにも注意が必要な理由を解説しています。

🟣 #35|毎日の生活が熱中症を防ぐ──体調管理と生活習慣

熱中症の危険は、その日の暑さだけでなく、睡眠や食事、疲労などカラダの状態によっても変わります。毎日の生活でカラダを整え、その日の体調に合わせて「休む・予定を変える」という判断をすることも含め、熱中症を防ぐための体調管理と生活習慣について解説しています。

🟣 #36|熱中症対策、冷却グッズだけで大丈夫?──上手な活用方法と注意点

ネッククーラーや冷却タオル、携帯扇風機など、冷却グッズを使うことは暑さ対策の一つとして役立ちます。しかし、「涼しく感じる=熱中症にならない」ではありません。冷却グッズを過信せず、暑さを避ける、水分を補給する、休憩する、体調に合わせて行動を変えるなど、他の熱中症対策と組み合わせて上手に活用する考え方を解説しています。

🟣 #37|今日は危険?──暑さ指数・熱中症警戒アラートを行動に変える方法

熱中症の危険は、最高氣温だけでは判断できません。暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートの見方と、前日・当日の朝・活動前に暑さ情報を確認し、「時間を変える・活動を短くする・中止する」など、情報を命を守る行動へ変える方法を解説しています。



第5章|もし熱中症になったら

熱中症を防ぐことは大切ですが、どれだけ氣をつけていても、完全に防げるとは限りません。

第5章では、熱中症が疑われたときの応急処置、冷却、水分補給、救急要請、回復後の見守りなど、もし熱中症が起きてしまったときに、命を守るためにどう動けばいいのかを学びます。

🔴 #38|熱中症が疑われたら最初にすること──命を守る応急処置

熱中症が疑われたとき、最初に何をすればいいのか。呼びかけへの反応や呼吸の確認、救急要請、涼しい場所への移動、冷却、水分補給の判断など、命を守るために知っておきたい初期対応の流れを解説しています。

🔴 #39|熱中症、どう冷やせばいい?──命を守る効果的な冷却方法(今回の記事)

熱中症が疑われたとき、カラダをどう冷やせばいいのか。衣服をゆるめる、皮膚を濡らして風を当てる、氷や保冷剤を活用する、冷水浸漬法などの冷却方法と、「どこを冷やすか」だけでなく、カラダにたまった熱をできるだけ早く逃がすという大切な考え方を解説しています。

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BODY Change ブレスマスター 矢川 純 最後まで読んで頂き、有難うございます。チップは必要ありません。これからもあなたがSHP(超健康体)になるための記事を全力で執筆しますので、実践”して超元氣になって下さい!良い記事には「スキ」や「シェア」をお願いします^^