『さよならの向こう側』番外編 あらすじと登場人物紹介 #創作大賞2025 #恋愛小説部門
たくさんのno+e小説のなかから『さよならの向こう側』を手に取ってくださり、ありがとうございます。この記事では登場人物とあらすじの紹介をします。
途中から読み始めた方や、読み始めてから時間が空いてしまった方は、ぜひ参考になさってください。※あらすじにはネタバレを含みます。
登場人物紹介
◆ 佐倉明日香(さくら・あすか)
30代半ばの女性。かつてはキャリア志向だったが、結婚・不妊治療を経て離婚。現在は都内の広告会社で再スタートを切る。ある日、かつての同僚であり想われ人だった孝輔と再会し、彼の娘・晴美と出会う。母になることへのコンプレックスと向き合いながら、過去と未来のはざまで揺れる。
◆ 涼本孝輔(すずもと・こうすけ)
明日香の元同僚で、現在はひとりで娘を育てているシングルファーザー。穏やかだが情熱的で夢中になりやすい一面も。かつて明日香に想いを抱いていたが、気持ちは伝えぬまま時が過ぎた。晴美と明日香の距離が縮まっていく中で、彼自身もまた「家族」の意味を見つめ直していく。
◆ 涼本晴美(すずもと・はるみ)
孝輔の娘。小学3年生。少し内向的でぶっきらぼう。突然現れた大人の女性、明日香に対して警戒心を抱くが、次第に彼女との距離が変化していく。心の奥にしまった孤独と向き合う過程が、物語の軸のひとつ。2.5次元のバーチャル男性アイドルが好きという一面も持つ。
◆ 大野由紀夫(おおの・ゆきお)
明日香の元夫。かつては投資銀行のトレーダーとして多忙を極めていた。子どもができないことに心をすり減らし、夫婦の溝は深まるばかりだった。明日香が孝輔と再会後に接近、復縁を迫る。その提案が後に明日香の人生を揺るがすきっかけとなる。
◆ 佐倉澄江(さくら・すみえ)
明日香の母。岩手の実家に暮らしており、明日香が心の整理をつけるために帰省する場面で登場。穏やかだが芯の強い女性。親子の間にわだかまりを抱えながらも、明日香の再出発を静かに支える。
◆ 江島萌(えじま・もえ)〈旧姓:新藤〉
明日香の元後輩であり、営業成績を競い合ったライバル。現在は結婚し、代官山で華やかな挙式を挙げた。表面上は明るく接するが、心の奥では明日香に対して優越感と複雑な嫉妬を抱いている。かつて孝輔に想いを寄せていた過去も。
◆ 江島拓郎(えじま・たくろう)
萌の夫で、取引先の会社員。出番は少ないが、安定した家庭を築いた存在として、明日香の心を波立たせる。
小説のあらすじ
◆ 序盤
キャリアにすべてを捧げてきた明日香は、離婚と不妊治療の挫折を経て心に深い傷を抱えながら生きていた。そんな彼女の前に、かつて同じ職場で働いていた男性・涼本孝輔が現れる。
シングルファーザーとして一人娘・晴美を育てる彼に最初は戸惑いながらも、無口で繊細な晴美との交流の中で、明日香の心には少しずつ変化が訪れていく。閉ざされていた過去と未来の狭間で、明日香は「母になれなかった自分」と向き合いはじめる――。
◆ 中盤
明日香と孝輔親子との距離が縮まる一方で、周囲の友人たちは家庭を持ち、かつての職場仲間は妻としての人生をスタートする。自分だけが取り残されたような感覚に苛まれる明日香だが、自ら志願した新プロジェクトに取り組むなかで少しずつ自信を取り戻していく。
そんなある日、明日香の元夫・由紀夫の手から渡された一冊のアルバムが、彼女の人生を大きく揺るがす。――そこには、明日香が「死産」と告げられた赤ん坊の、生きていた証が写っていたのだった。
◆ 終盤
自分の娘だと知らずに接していた晴美に、明日香は真実をどう伝えるべきか葛藤する。一方で、彼女を支え続ける孝輔の存在が、明日香のなかに新たな希望と愛情を芽生えさせていく。
音楽コンクールに参加する晴美は、自分らしい演奏をもとめて葛藤するなかで「おかあさん」への思いを新たにする。3人は、新しい「家族」として未来へと歩き出す。
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※このお話はフィクションです。実在するお店や施設が登場しますが、メニュー、営業時間などは事実と異なる場合があります。
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